2024年10月1日に開業60周年を迎える東海道新幹線。日本の大動脈として今もなお重要な存在である東海道新幹線の歴史をお宝写真で振り返り、トリビアとともに紹介する。未来の鉄道へ希望(のぞみ)をつなげよう。
『JTB時刻表』が前身となる『汽車時間表』の創刊から2025年で100周年を迎えることを記念し、「JTB時刻表100周年キャンペーン ~旅は続くよ、どこまでも~」を2025年3月より実施します。キャンペーンの詳細はこちらの特設サイトにて順次お知らせいたします。「るるぶ+」ではJTB時刻表100周年に向けて、バックナンバーから人気の特集をご紹介いたします。
開業記念グッズが数多く発売されるほか、記念イベントも行われる。詳細はJR東海の東海道新幹線開業60周年特設サイトを参照。
3,300円
300系新幹線が田園風景を走行する様を再現。田園風景には、新幹線の車窓から見える『727』の看板も!車内メロディ・チャイムのサウンド付き
1,430円
新幹線開業時の硬券きっぷを再現。さらに当時使用されていた行先表示板(サインボード、通称『サボ』)のチャームも付く
各1,580円
廃車になった東海道新幹線から作られたストロー。不純物を除去した再生アルミ合金を配合している。飲み口の断面は新幹線の先頭車両がモチーフ
東海道新幹線N700Sの一部に、グリーン車よりも更に上質な設備・サービスを備えた個室を導入予定。個室専用のWi-Fi、レッグレスト付きのリクライニングシートも装備するという。
個室イメージ(JR東海プレスリリースより)
新幹線の線路や信号、電気などは「ドクターイエロー」なども活用しながら定期的に検査を実施、調整が必要な箇所を割り出して随時保線作業に当たっている。ただし、日中は列車の運行があるため、こうした作業は運行終了後の夜間に実施されている。
今では検測システムがコンパクトになり、営業車への搭載も可能になった。そのため、JR東海の「ドクターイエロー」923形T4編成は2025年1月に引退することが発表されている(JR西日本のT5編成は2027年をめどに引退予定)。
東海道・山陽新幹線の総合指令所は、開業当初から東京に設置され、全線の運行を一手に支えてきた。1999年には大規模災害などによって機能が損なわれた場合を考慮し、大阪に第2総合指令所を設置して二重系統化。さらに九州新幹線全通時にはこれに加え、どちらの指令所からも東海道・山陽・九州新幹線を走行するすべての列車の運行を一元管理できるようになった。
リニア中央新幹線は最高速度500km/hで走行する、超電導リニアを用いた磁気浮上式の鉄道だ。品川―大阪間を最速67分、すでに建設が始まっている品川―名古屋間は最速40分で結ぶ予定だ。JR東海は1997年に山梨リニア実験線を建設、走行試験を重ねてきた。実験線は開業時には営業線の一部になる計画で、2020年からは営業車両の仕様策定のためL0系を更にブラッシュアップしたL0系改良型試験車による走行試験も行っている。
山梨リニア実験線での走行試験に向けて開発された車両。2編成製造され、すれ違いの実験なども行われた。現在は1両が「リニア・鉄道館」で展示されている。
2013年から走行試験を行っているL0系。「L」はLinear(リニア)、「0」は新幹線と同様に営業線仕様の第1世代の車両を意味する。鉄道の世界最高速度の603km/hも記録した。
L0系をブラッシュアップした試験車両で2020年に導入。先頭部の空気抵抗を約13%低減し、消費電力や車外騒音を低減している。