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山口県岩国市の「錦帯橋」は日本三名橋のひとつ。アクセスや見どころ、併せて行きたい周辺の観光スポットもご紹介!

藩主・吉川家の城下町には、錦川が静かに流れ、街の象徴である錦帯橋が架かる優美な景観が広がる。多彩な表情を見せる錦帯橋を、さまざまな角度から眺めたい。

参勤交代を模した大名行列などがみどころの「錦帯橋まつり」

錦川沿いには桜が咲き、華やかな景観に。桜のトンネルもある

岩国で紅葉が始まるのは11月中旬ごろ。鮮やかな景色を楽しみたい

錦帯橋に雪が積もる冬は、あたり一面も白く染まり幻想的な景色に

街の歴史を刻む5連の木造橋

錦帯橋

きんたいきょう

全長193.3m、横幅5mにもなる巨大な木組みの橋。延宝元年(1673)に吉川広嘉が、流されない橋を目指して建造。昭和25年(1950)、台風により流失したが、市民の熱意ですぐに再建へと動きだし、美しい橋が蘇った。

0827-29-5116

(岩国市観光振興課)

バス停錦帯橋からすぐ

310円

24時間入橋可(22時消灯)

無休

錦帯橋下河原駐車場利用300台(多客期は300円)

時代を超えて街を見守り続ける錦帯橋。独特な構造や職人の技法を詳しく解説。

繊細な手仕事、木組の技法

創建以来、さまざまな改良が加えられてきた錦帯橋。頑丈な木組の技法により、強度試験では60tの荷重をかけても保っていた。

多くの金物

平成13年(2001)から平成16年(2004)の架け替えで使用した釘やかすがいは2万9千本弱で、ほかにも巻金などの金物が橋に多用されている。

橋を支える橋脚の概要

橋を支える重厚な橋脚は、昭和25年(1950)の台風による流失後に改良を行い、深さ10mの基礎を土台とし、橋脚は鉄筋コンクリート、壁面は石張りとなっている。

独創的なアーチ構造

周囲の自然に映える独創的なアーチ構造は、組み上げた桁(けた)に楔(くさび)と梁(はり)を組み入れ、美しいアーチ構造を形成している。

ライトアップがステキ

錦帯橋では時期によりライトアップを実施。夜の暗がりに浮かび上がる幻想的な表情も要チェック。

0827-29-5116

(岩国市観光振興課)

3月下旬〜6月1日、8月9日~2025年1月13日の日没~22時(予定)

伝統的な衣装に身を包んだ鵜匠と小舟のかがり火が幻想的

屋形船に乗って観賞を

岩国を彩る夏の風物詩、歴史ある「錦帯橋のう飼」

鵜飼は鵜を使い鮎をとる昔ながらの漁法。錦帯橋のう飼は、およそ400年前に起源をもつとされる由緒あるもの。夏になると当時をできるだけ再現した漁が行われ、屋形船から鵜匠が巧みに鵜を操る様子を見学することができる。開催場所は錦帯橋のたもと。

バス停錦帯橋からすぐ

3000円

6月1日~9月10日の19〜21時

錦帯橋下河原駐車場利用300台(多客期は300円)

岩国藩主の華やかな時代を見る

吉香公園

きっこうこうえん

旧岩国藩主・吉川家の居館跡を広く開放した公園。園内には岩国城をはじめ、錦雲閣、吉香神社など、往時を思わせる建造物や、古木、大木が多く残されている。季節を感じる桜やイチョウも見られる。

0827-41-1780

(公園管理事務所)

バス停錦帯橋から徒歩10分

見学自由

見学自由

見学自由

錦帯橋下河原駐車場利用300台(多客期は300円)

錦雲閣は吉香神社内にある絵馬堂。秋には風流なたたずまいと紅葉が見事

毛利家の一族で初代岩国領主。関ヶ原の戦い後、減封となった毛利家に伴い岩国へ。街の発展に尽力する。

岩国にまつわる資料を展示

岩国徴古館

いわくにちょうこかん

岩国の歴史や錦帯橋に関する資料を展示。レンガ造りの重厚な外観は昭和20年(1945)竣工。

無料

9~17時

月曜(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間※2024年9月24日〜2026年3月まで建築工事のため休館予定

江戸中期の中流武家屋敷

旧目加田家住宅

きゅうめかたけじゅうたく

両袖瓦という特殊な形の瓦と、屋根瓦の葺き方にも注目したい。国指定の重要文化財。平屋に見えるが、中は2階建て。

0827-28-5353

(岩国市文化財課)

無料

9時30分~16時30分

月曜(祝日の場合は翌日)

目の前で泳ぐ「鵜」を観察

吉香鵜の里

きっこううのさと

「錦帯橋のう飼」で活躍する「鵜」を目の前に見ることができる飼育施設。エサやりの様子を見られるほか、鵜飼の歴史も学べる。岩国シロヘビの館に隣接の古風な建物。伝統漁法の鵜飼で活躍する。

0827-29-5116

(岩国市観光振興課)

無料

9~17時

無休

錦帯橋×岩国城下の街並みを天守閣から望む

岩国城

いわくにじょう

慶長13年(1608)に岩国藩主・吉川広家が築城。白壁の美しい造りで、最上階からは瀬戸内海まで一望できる。岩国城展望台はビュースポット。錦帯橋や瀬戸内海の眺望もばっちり!

0827-41-1477

(錦川鉄道(株)岩国管理所)

バス停錦帯橋から徒歩15分の山麓駅から岩国城ロープウェーで3分、山頂駅下車、徒歩10分

入館270円

9時~16時45分(入館は〜16時30分)

ロープウェー点検日

錦帯橋下河原駐車場利用300台(多客期は300円)

現在の天守は昭和37年(1962)に再建されたもの。4層6階の風格ある造り

岩国城ロープウェーの絶景!

標高200mの位置にある岩国城への移動は、ロープウェーを利用。山麓からは約3分、15分間隔で運行しており、ゴンドラからのパノラマビューもすてき!

0827-41-1477

(錦川鉄道(株)岩国管理所)

JR岩国駅から車で15分

往復560円

9~17時

ロープウェー点検日

錦帯橋下河原駐車場利用300台(多客期は300円)

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るるぶ山口 萩 下関 門司港 津和野’25

角島(つのしま)大橋や元乃隅(もとのすみ)神社などの絶景スポットや城下町、歴史ロマンが魅力の山口県。巻頭には、人気観光エリアを効率よく巡れる1泊2日と日帰りモデルプランを収録。名物グルメやローカルグルメ、酒蔵など山口ならではのグルメを大特集。

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