南国らしい熱気を帯びたシンガポールは、観光、グルメ、ショッピングと、多彩な魅力が詰まった街。多様なルーツを持つ人々が織り成す街の景色は、ここだけしか体験できない唯一無二のものだ。
国名…シンガポール共和国。Republic of Singapore/新加坡
人口…約564万人。そのうちシンガポール人・永住者は407万人(2022年)
面積…約720㎢(東京23区よりやや大きい)
民族…中華系74%、マレー系14%、インド系9%(2022年)
短い旅行日程の中で真っ先におさえるべきは、シンガポールのシンボルが集まる一帯。屈指の買い物ゾーンも必訪だ。
Marina
マリーナベイ・サンズや、マーライオンなどアイコニックな観光スポットが集中する湾岸エリア。夜になると、高層ビル群の夜景やナイトショーが美しい。<写真❶>ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーは絶景ポイント!<写真❷>10本の指の形をした外観のアートサイエンス・ミュージアム
City
イギリス統治時代に造られた建造物が残る、歴史・建築・文化の発祥地。見ごたえある美術館や博物館のほか、クラシカルなホテルも点在する。
Ochard
目抜き通りオーチャード・ロードに沿ってショッピングモールや老舗デパートが並ぶ、随一の買物天国。多種多様なレストランやカフェスポットも魅力的だ。
イスラム系、中華系、インド系と、バラエティに富んだ文化が体感できるのはシンガポールならでは。
Arab Street
19世紀初めにアラブやマレー系民族が移り住んだ一角。金色のサルタン・モスク、個性的な飲食店やショップが集まるハジ・レーンなど、街歩きが楽しい。
Chinatown
華僑の人々が最初移り住んだ、活気のあるエリア。中国寺院や中華系雑貨店、味自慢の店が集まるホーカースなど、ディープな街歩きが楽しめる。
Little India
19世紀に南インドから移住した人々(印僑)によって築かれた街。煌びやかなヒンドゥー寺院に本格的なインド料理店など、エスニックな雰囲気満点!
シンガポールには長屋のように連なる店舗住宅(ショップハウス)が点在する。クラシカルな佇まいは写真映え抜群!
Katong
マレーや中国、ヨーロッパなど多様な文化が入り混じるエリアで、MRTの延伸により一層行きやすく。カラフルなショップハウスやプラナカン料理がみどころ。
川に沿って開発されたエリアは、シンガポール屈指のナイトスポット。深夜まで営業するバーやクラブも多数!
Clarke Quay
古くは商業の中心として繁栄した埠頭エリアで、レストランやバーが集まる。荷船として活躍したバムボートを使ったリバークルーズの発着地でもある。
中心部から少し行動範囲を郊外へ広げると、そこにはローカル度満点の街が。ディープな出合いが待っている!
Tiong Bahru
昔ながらの公団住宅(HBD)とレトロなウォールアート、可愛いベーカリーカフェなど、レトロかわいいと評判の風景はここで見つかる。カメラ必携!
Dempsey Hill
オーチャードよりさらに西、熱帯の木々が生い茂る丘陵地帯は元英国軍兵舎跡地。スタイリッシュなレストランやカフェは、在住ヨーロピアンのお気に入り。