海上自衛隊の呉基地周辺を約35分かけて周遊するクルーズに乗船すれば、艦艇を海上から間近に見学可能。また、呉周辺では旧海軍ゆかりのスポットを巡ることができる。ひと休みにおすすめのカフェやおみやげを買えるショップもチェック!
JR呉駅から徒歩10分
呉市宝町4-44 呉中央桟橋ターミナル1階
乗船1700円
定期便 10時・11時・13時・14時に出港(土・日曜、祝日は12時も出航)/当日受付可
夕呉クルーズ 日の入り時刻の15分前に出港/乗船2日前までに要予約
火曜(祝日の場合は運航)、荒天時
呉中央桟橋ターミナル駐車場利用27台(30分100円)
受付は出港15分前までに、呉中央桟橋ターミナル内で行う。今回は事前予約制の「夕呉クルーズ」に乗船。
クルーズのみどころの一つは、戦艦「大和」の命名・進水式を行ったドック跡。長さ101m・幅63mで、骨組みは旧海軍時代のまま。現在は造船所となっており、世界最大級のタンカーが見られることも。
海上自衛隊の呉基地付近に到着。海上から間近に眺める護衛艦や潜水艦はまさに大迫力!船上ガイドによる名調子の解説も聞きごたえあり。艦艇を間近に見るならオープンデッキがおすすめ。
日の入り時刻になるとラッパで『君が代』が奏でられ、すべての艦艇の自衛隊旗が厳かに降ろされる。夕日に染まる呉湾の風景を堪能したら、暮れなずむ基地を背に帰港しよう。まるで鯨のような潜水艦上にも隊員たちが整列(写真右下)。
停泊している艦艇は日によって異なる。この日見られた艦艇はコチラ。
人員・物資の輸送や災害時の派遣などを任務とする。
X型の船尾舵により運動性能が向上した最新型。
船体が左右に分かれた双胴船。かなりレア。
➊海辺の遊歩道から呉基地係船堀を一望
➋旧海軍時代に使われた桟橋跡
➌かつて呉海軍工廠が大砲庫などに使用したレンガ倉庫
➍海辺には魚雷積載用クレーンが往時のまま残されている
軍港の名残を留める公園
あれいからすこじま
呉基地係船堀に隣接する臨海公園は、海上自衛隊の艦艇が遠望できる絶好のスポット。旧呉海軍工廠のレンガ倉庫付近には、艦船を見ながら食事ができるレストランもある。
ほうはいかん
かつて魚雷庫だった赤レンガの建物を改築。海上自衛隊の関連グッズを販売するショップが中心で貴重な資料展示コーナーを併設している。潜水艦はくりゅうのマグカップ770円など、自衛隊グッズが豊富。
みなとまちこーひーてん
アレイからすこじまの道向かいにあり、テラス席では艦艇や潜水艦を眺めながらカフェタイムが楽しめる。週末にはモーニングも。写真はバナナチョコワッフル990円。+280円でドリンクセット。
金唐紙を壁紙に使用した豪華な洋館部客室
司令長官の官舎などを見学
いりふねやまきねんかん
重要文化財の旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に、旧東郷家住宅離れなどの日本遺産の構成文化財が5つある。
左の建物が戦艦「大和」のドック跡
ドック跡や呉の景色を一望
れきしのみえるおか
戦艦「大和」を建造したドック跡や旧呉鎮守府庁舎など、呉の歴史を感じることができる。
戦艦「大和」などの戦没者に祈りを捧げよう
日本遺産に認定された墓地
くれかいぐんぼち(ながさここうえん)
明治23年(1890)、海軍軍人の埋葬地として開設。現在は公園として整備されている。