まずはニューヨークのことをよく知って、日本を旅立つ前に不安を解消しておこう。
ニューヨークでの基本的なルールなど、事前に知っておきたい項目を確認!現地であわててしまうような、日本とまったく異なる習慣もある。特にお金のことや荷物・服装など重要なトピックは念入りにチェックしよう。
90日以内の観光であればビザは不要だが、ESTA渡航認証が必要。搭乗前にオンライン上で取得する。事前登録を怠ると、搭乗拒否や入国拒否されることもあるので、渡航の72時間前には手続きを済ませたい。
通貨の単位は「USドル」で、$1=約147円(2025年9月現在)。両替は、アメリカで行うと手数料などが高くつくので日本で済ませるとよい。また買い物や食事をしたらセールスタックス(消費税)を、ホテルなどでは宿泊税を支払う。
日本とニューヨークの時差は14時間で、日付変更線を越えるため、日本のほうが早い。日本時間の昼12時は、ニューヨーク時間の前日午後10時。3月第2日曜〜11月第1日曜はサマータイムが実施され、時差は13時間に。
日本ではなじみのない習慣だが、アメリカでは「チップは労働賃金の一部」とみなされ、払うのが当たり前。タクシーやレストランは料金の15〜20%、ホテルのルームメイドやポーターには$1〜2など、目安を参考にしよう。
地下鉄の利用時に必要だったメトロカードが廃止になり、タッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォンで改札を通る自動決済システム「OMNY」を導入。飲食店でも二次元コードを読み込んで注文することが多くなった。
治安状況は近年だいぶ改善され、犯罪件数も減少傾向にあるが、未だに危険なエリアもある。基本的に、昼間であっても人影のない閑散とした場所は立ち寄らない。また、一日中人が多い場所では置き引きやスリに注意。
ニューヨーク州では、飲酒および喫煙は21歳からと定められている。飲酒については、年齢確認やIDチェックをするレストランもある。公共の場や大型施設などでは禁煙。喫煙場所は一部のたばこ店などに限られる。
ニューヨークは比較的コンパクトで地下鉄やタクシーなどでまわれる。みどころが多いので4泊6日が理想。夏は日本に比べ湿度は低く過ごしやすいが、紫外線対策はマスト。冬は氷点下になる日も多いので、ダウンなどで防寒対策を。
※祝祭日・イベントは2025年のもの。
★印は毎年日付が変わるイベント
【祝日】
1月1日 ニュー・イヤーズ・デー
1月20日 マーチン・ルーサー・キング牧師の日★
【イベント】
1月29日 旧正月
1月下旬〜2月上旬 レストラン・ウィーク
【祝日】
2月12日 リンカーンの誕生日※NY州は祝日
2月17日 大統領の日★
【イベント】
3月下旬 メジャーリーグ開幕
【イベント】
4月20日 イースター
4月末 ブルックリン植物園の桜祭り
【祝日】
5月26日 戦没者追悼の日(メモリアルデー)★
【祝日】
6月19日 奴隷解放記念日(ジューンティーンス)
【イベント】
6月中旬 トニー賞授賞式
【祝日】
7月4日 独立記念日
【イベント】
7月4日 花火大会
7月下旬〜8月中旬 レストラン・ウィーク
【祝日】
9月1日 労働者の日★
【イベント】
9月11日 WTCメモリアル・デー
9月下旬〜10月中旬 ニューヨーク映画祭
【祝日】
10月13日 コロンブス記念日※NY州は祝日★
【イベント】
10月31日 ハロウィン・パレード
【祝日】
11月11日 退役軍人の日
11月27日 感謝祭★
【イベント】
11月2日 ニューヨーク・シティ・マラソン
【祝日】
12月25日 クリスマス
【イベント】
12月初旬〜1月上旬 ロックフェラー・センターのクリスマスツリー点灯
12月31日 大晦日カウントダウン
厳しい冬を迎え、気温が氷点下になることも。厚手のコートや手袋、マフラーなどで防寒対策を。積雪時には靴底がしっかりしたブーツを用意しよう。
春先はまだ肌寒い日もあり、一日の寒暖差も大きいので羽織るものを用意しておくのがいい。4月は桜やチューリップなどの花が咲き、街を彩る。5月からは日差しが強くなるので、UVケアを忘れずに。
本格的な夏が到来。7・8月は30℃を超える猛暑日が多い。外を歩く際は、こまめな水分補給を。暑さ対策や紫外線対策として、帽子やサングラスなども必需品に。
9〜10月中旬にかけては過ごしやすい日が続く。各地ではサンクスギビングデーやハロウィンを楽しむイベントを開催。11月下旬からはホリデーシーズンを彩る装飾が始まるところも。
NYの観光をできるだけお金をかけずに思いっきり楽しむ方法をご紹介。お得なパスや、便利なアプリもまとめて知っておきたい。
ミュージカルのチケットは当日に安く、いい席にすべりこめる可能性も。アプリで抽選に参加したり、ディスカウント価格で手に入れて、本場で舞台を楽しもう!
当日券の割引チケットを扱うブース。正規料金の20〜50%オフで購入することができる。座席の指定や選択は不可。手数料は1枚$7。取り扱いのない公演もあるので注意。
TKTSのブース前の電光掲示板に演目と値段が出ているのでチェック
ミッドタウン・ウエスト
地下鉄①線 50 St 駅/ⓃⓇⓌ線 49 St 駅から徒歩3分
W. 47 th St. on Broadway
15〜20時(水・木・土曜11時〜、日曜11〜19時)
なし
各劇場のチケット売り場で販売されるチケット。当日の公演のチケットを安く購入することができる。先着順なのでチケット売り場が開く前から並び始めよう。
Today Tix
ディスカウントチケットを購入することができるアプリ
演目によっては抽選に参加し、当選すると安価で良席を手に入れることもできる。現在は劇場で抽選にエントリーする必要もなく、デジタルでの抽選が一般的。演目によってサイトが違い、申込みには年齢制限も。支払いはクレジットカード、受取りには身分証明書が必須などの注意事項が多数あるので事前にチェックしておきたい。
毎年夏と冬の2回開催。期間中割引対象作品は、チケット2枚を1枚分の価格で購入することができる。すぐに売り切れてしまうことが多い。お得に良席が手に入るアップグレードのチケットも販売。
ヘルシーなメニューからアメリカならではの惣菜まで、比較的安く、好きなものを好きな量だけ食べられるデリコーナーがオススメ。イートインスペースを併設する店も。
1
ショーケースに並ぶ惣菜から好きなものを選んで店のスタッフにオーダーする。
2
スタッフにオーダーする際、何をどのくらい欲しいか伝える。表記はパウンド(1lb=約450g)で、グラムではないことに注意しよう。
3
スタッフが食材を容器に入れ、計量して値段シールを貼る。それを受け取りレジで会計。
自分で容器に詰めていく場合は、重さに注意しよう。容器にいっぱい詰めすぎると思っていたより金額が高くなってしまうことも。詰め終えたらレジで量って会計しよう。
ニューヨークには無料で過ごせるスポットが点在。公園や人気エリアをおさんぽするのもよし、高層ビルが立ち並ぶ景色を眺めながらのんびりするのもよし。
園内にはみどころが多数
アッパーウエスト&イーストサイド
Central Park
マンハッタンのちょうど中心に位置する都市公園。周辺のマーケットでサンドイッチやサラダなどをテイクアウトして公園で過ごすのが地元流の楽しみ方。
行きはサンセット、帰りは夜景を楽しめる時間に乗るのがオススメ
ロウアー・マンハッタン
Staten Island Ferry
自由の女神に近づく手段として紹介されることが多いが、船から見られるマンハッタンの景色も美しい。
New York Big Apple Pass
ニューヨークの観光スポットを巡るのにお得なパス。展望台、クルーズ、美術館など人気のスポットのなかから12カ所まで選択できる。正規価格で入場するより、最大で63%もお得に。1カ所だけでも利用できるのがうれしい。購入後にスポットの変更もOK。