
福岡・大分・佐賀の定番スポットから穴場まで、桜の名所と桜を満喫できるホテルを厳選紹介。日帰りで楽しむもよし、泊まってもっと楽しむもよし、桜の季節を思う存分楽しもう。

春の福岡は、街と自然が響きあうような桜景色が魅力。繁華街に近い舞鶴公園では福岡城跡に約1000本の桜が咲き誇り、少し足を延ばせば、のどかな自然を背景に咲く素朴な桜を楽しめる。見ごろは例年3月下旬〜4月上旬。散策にも花見にも心地よい季節だ。

歴史的史跡を桜の花が美しく彩る、春の癒しスポット/写真提供:福岡市
福岡市
ふくおかじょうあと(まいづるこうえん)
福岡城跡を囲む舞鶴公園は、市内屈指の桜の名所。繁華街の中心地である天神からも電車や徒歩で気軽に行くことができる。石垣やお堀沿いに八重桜やソメイヨシノ約1000本の桜が咲き誇り、歴史ある風景と春の彩りとの調和が素晴らしい。毎年3月下旬〜4月上旬に「福岡城さくらまつり」が開催され、夜のライトアップでは、昼とは違う幻想的な表情も楽しめる。


桜と菜の花と海のブルーの美しい共演に思わず見入ってしまう
福岡市
のこのしまあいらんどぱーく
博多湾に浮かぶ能古島に広がる花の楽園。春は桜のほか、菜の花やチューリップなども園内を華やかに彩り、青い海と空とのコントラストが印象的。潮風を感じながらの散策は開放感たっぷり。能古島に向かうフェリー乗り場(姪浜渡船場)までは、地下鉄姪浜駅前からバスで約20分、フェリーに乗り換え10分、下船後バスで約13分。船で向かうというシチュエーションは旅情たっぷり。
渡船場前からバスで13分
福岡県福岡市西区能古1624
大人1500円(高校生以上)、小・中学生800円、3歳以上300円、ペット1頭500円
9時~17時30分(日曜、祝日は~18時30分)
なし


緑あふれる川沿いに2km以上続く長い桜並木は圧巻
筑前町
くさばがわのさくらなみき
朝倉郡筑前町を流れる草場川沿いに続く約2.2kmにわたる桜並木は、町内随一の桜の名所。遊歩道を包むように咲く桜色のトンネルはフォトスポットとしても人気。また、期間中は毎日、18時~22時で筑前町商工会が主催するライトアップ(2026年3月27日~4月5日予定)が行われ、水面に映る幻想的な夜桜を楽しめる。昼と夜とで表情が異なる桜をぜひ堪能してみては。
大分の春は、温泉街に近い山と水辺に映える桜が見どころ。由布院温泉では大分川沿いに桜が咲き誇り、別府では街の公園など身近な場所で花見が楽しめ、山に囲まれた不動尊一心寺では九州最大級の八重桜の名所も。見ごろは3月下旬~4月上旬。歴史と広大な自然を感じる花見ができるのは大分ならでは。

川沿いの満開の桜の背景には標高1583mの由布岳がそびえる
由布市
おおいたがわぞいのさくらなみき
湯布院の中心部を流れる大分川沿いに伸びる「ゆふいん自然遊歩道」には、約50本のソメイヨシノの桜並木が続く。例年4月上旬が桜の見頃。満開の桜と鮮やかな菜の花、標高1583mの由布岳、大分川とのコントラストはまさに春の絶景。近くには1370年に創建された曹洞宗の興禅院(こうぜんいん)もあるので、春の由布院を満喫しながら足をのばしてみるのもおすすめ。


温泉地、別府を代表する花見スポット/写真提供:別府市
別府市
べっぷこうえん
JR別府駅からも徒歩でアクセス可能な別府公園。四季ごとの美しさを堪能でき、春は約100本のソメイヨシノやミツバツツジ、藤にチューリップとさまざまな花が咲き誇り、多くのお花見客で賑わう。温泉地・別府らしい開放的な空気の中、レジャーシートを敷いてピクニックを楽しんだり、整備された公園を散策したり。桜の見頃は3月下旬~4月上旬。春の息吹を体いっぱいに感じたい。


九州最大級、約700本の八重桜の名所は一度訪れる価値あり
大分市
ふどうそんいっしんじ
昭和38年に安部一僧正によって建立された一心寺。山に囲まれた2万坪の境内には、日本一大きな不動明王像や全長17メートルの薬師寺観音、湧水を引いて造られた滝などがある。中でも、初代住職が病弱な妻の快気を願い植樹した約700本のぼたん桜(八重桜)は「桜の雲海」と呼ばれ、今では九州最大の八重桜の名所となっている。毎年4月に行われる「一心寺ぼたん桜雲海祭り」、2026年は4月3日~19日で開催予定(本年は夜間営業なし)。
光吉インターチェンジから車で20分
大分県大分市大字廻栖野1305
大人1000円(中学生以上)、小学生300円(幼児は無料)
9〜17時
なし
佐賀の桜は、城下町や温泉街の情緒とともに楽しめるのが魅力。佐賀市では佐賀城公園の堀沿いや金立公園、武雄温泉では広大な庭園に桜が咲き誇り、小城公園では名木が春を彩る。見ごろは3月下旬~4月上旬。広々とした公園内を散策しながら、のんびりと桜を眺めたい。

城跡と桜のコントラストが美しい赤門通り
鹿島市
あさひがおかこうえん
江戸時代の鹿島城跡に整備された公園で「日本の歴史公園100選」にも指定される佐賀県三大桜の名所の一つ。1862年(文久2年)、鹿島藩主・鍋島直彬(なべしま なおよし)が、この地に多くの桜を植えて「衆楽園」と名付け、観桜の宴を開いたことが始まり。大正3年に九州で初めて夜桜のライトアップが行われた場所でもある。2026年の桜まつりは3月27日~4月5日。夜のライトアップは18時~22時(公園内および大手門~赤門間)。「一目五千本」と称されるほどの圧倒的な桜の景観は見応えがある。


水辺に映る桜や、水面に浮かぶ桜の花びらも風情がある
小城市
おぎこうえん
小城藩初代藩主鍋島元茂(もとしげ)から二代藩主直能(なおよし)によって作られた名庭園は城下町小城のシンボルとなっており、「日本さくら名所100選」にも認定されている。3月下旬には約3000本の桜が咲き誇る。公園の一角には、立方体に切り込まれた樹齢350年の大きな犬槙の古木「角槙(かくまき)も。イベントも多く、4月上旬には「春雨まつり」が行われる。花見の季節には夜間にライトアップも実施(18時~21時)。期間中は多くの露店が立ち並び、平日でも多くの人で賑わうお花見スポットとなっている。


日没後に夜桜を観賞しにわざわざ出かけたいスポット
佐賀市
きんりゅうこうえん
佐賀市の北部、金立山の麓に位置する約5ヘクタールという広大な総合公園。園内の起伏ある園路沿いには、約5000本のソメイヨシノや山桜、八重桜が咲き、日中は、場所によっては佐賀平野を一望する開放的な景色が広がる。園内には遊具やバンガロー、バーベキュー場も完備しており、桜の下でアウトドアレジャーも楽しめる。

花見スポット徒歩圏内のホテルや、客室から桜を望める宿、花見気分でスイーツを楽しめるホテルなど、この春泊まって楽しみたい6つの宿をご紹介。

1.春の訪れを祝う12種類のミニスイーツを詰め合わせた「HANA Me 弁当」1200円 2. 春限定「桜とあまおうのアニバーサリーブーケケーキ付きプラン(朝食付き)」2名1室2万3656円~(〜5月31日)で提供されるケーキ 3. 花見気分を味わえるフラワーアート(写真は2025年) 4.家族やグループでの宿泊に利用したい、二段ベッドがあるコンフォートロフト
福岡県福岡市
ざ らいぶりー ふくおかはかた
「自分をアップデートできる場所」がコンセプトの都会的なホテル。スマホから事前チェックインができるほか、地元情報を案内するキュレーターが常駐しており、ローカルな食事場所やおすすめの過ごし方を相談できるサービスも。2026年3月3日~5月31日の期間中、宿泊者を対象にした春の「HANA Me」企画を開催。お花見の情景を再現したアフタヌーンティー「HANA Me 弁当」や「飲むお団子」をテーマにしたドリンク、桜をイメージしたオリジナルカクテルがTHE LIVELY BARとルームサービスで味わえる。

市内随一の桜の名所、舞鶴公園まで車で7分。徒歩圏内には那珂川通りの桜並木がある


1.ライトアップされて浮かび上がる、庭園に咲く幽玄な一本桜「あさくら扇桜」 2.桜が望める離れの客室「待月庵」。源泉かけ流しの温泉付き 3.自然豊かな景色を楽しめる露天風呂で春風を感じる 4.庭を眺めながらゆっくりできるロビーラウンジ
福岡県朝倉市
ほてるぱーれんすおのや
筑後川沿いに佇む美肌の湯として名高い原鶴温泉にある創業130年のホテル風老舗旅館。九州では数少ない日本庭園が望める離れ「待月庵」も魅力の一つ。春になると周辺の桜が温泉街を彩るとともに、館内の中庭にも名物の一本桜が咲き誇る。日本庭園の中には露天風呂「星の湯」「宙の湯」があり、24時までライトアップされた幻想的な雰囲気が味わえる。館内浴場「月の湯」には小野屋名物の畳風呂も完備。温泉につかりながら夜桜を楽しみたい。

JR筑後吉井駅より車で10分(14〜18時まで送迎あり)
福岡県朝倉市杷木久喜宮1841-1
1泊2食付き1名あたり一般客室 1万6500円~、離れ3万5200円~
15時/10時
150台
55室

1.別府の海と街並みを一望、春には満開の桜が彩りを添える 2.落ち着いた雰囲気の客室。窓から桜が見える部屋もある 3.夕食では地元の旬の食材を使った料理が味わえる
大分県別府市
ぜっけいのやど さくらてい
別府の高台に位置する宿で、その名の通りホテルからの絶景が自慢の宿。客室はもちろん、バルコニーや露天風呂からの眺望も良く、特に春は敷地内や周辺に咲く桜と、高崎山や別府湾遠を見渡せる広々とした眺望が重なり、心に残る見事な景色が楽しめる。露天風呂付きの部屋もあり、時の移ろいを感じながら、静かな環境でゆったりと過ごせるのが魅力。平日限定で春の絶景を楽しめるお得なプラン(2026年1月4日~4月30日)も登場。

駐車場につながる道沿いにも桜があり、ホテルの敷地内で花見を楽しめる
別府ICから車で5分 、別府駅から車で12分
大分県別府市鉄輪上1063-1
1泊2食付き1名1万7000円〜
15時/ 10時(別館和室1~8)、12時(本館/別館雪月華)
20台
11室


1.由布院の花の名所「大分川沿いの桜並木」からも近い 2.「スミレ」や「サクラ」など、花の名前が付いた部屋が4つある 3.はた織り体験(50cmまで3300円。ランチョンマットまたはコースター3枚)や押し花体験(しおり2枚1100円〜)も人気 4.温室には一年を通してさまざまな花が咲いている
大分県由布市
由布岳を望む自然豊かなロケーションに佇むペンション。大分川沿いの桜並木から500mほどの場所にあり、春には宿周辺にも桜が咲き、穏やかな風景が広がる。温泉棟には内風呂が2つあり、終日時間制での貸し切り利用が可能。素泊まりが基本だが、オプションでパンとスープの軽い朝食を提供しているほか、バーベキュープラン(材料持ち込み)なども利用できる。敷地内には温泉熱を使ったガラス温室があり、ハーブや熱帯植物が一年中見られるほか、はた織りや押し花といった体験も人気。隣にはいちご狩りが楽しめる「由布院いちご園」もある。

湯布院の自然をのんびり楽しめるペンション

1.客室から満開の桜が眺められるスーペリア和洋室 2.花見をしながら楽しめる足湯 3.「地産地消」をベースにした料理。名物の「嬉野湯どうふ」、佐賀県産和牛も味わえる 4.春は桜の花びらをあしらうなど、季節感が感じられる料理
佐賀県嬉野市
りょかんよしだや
老舗旅館の趣とモダンな感性が調和する吉田屋。春は周辺に咲く桜が宿を彩り、情緒ある景色が広がる。美肌の湯として知られる嬉野の湯は、ナトリウムを多く含む重曹泉でぬめりのあるお湯が特徴。島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並ぶ「日本三大美肌の湯」と呼ばれている。2024年には創業100周年を記念して、男女別大浴場の「豊玉湯」が4つの浴槽とサウナのSPA施設にリニューアル(日帰り入浴も可能)。客室から桜を眺められる、温泉の内風呂付きのスーペリア和洋室ツイン(先着順)も人気となっている。
嬉野バスセンターから徒歩約7分 ※嬉野バスセンター、嬉野インター、JR嬉野温泉駅まで送迎あり(要問合せ)
佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内甲379
1泊2食付き1名2万3100円〜、温泉付きスーペリア和洋室1泊2食付き2万7500円~、温泉付きハイグレード和洋室「木蓮」1泊2食付き 3万800円~(桜が見える部屋は要指定)
15〜19時/10時(部屋やプランによって異なる)
60台
21室


1.御船山楽園では、春にはソメイヨシノ、ヤマザクラなど約2000本の桜が咲き誇る 2.鍋島家の佐賀別邸を移築し活用した別邸 内庫所の和室「山吹」 3.桜の木の下で開放感に浸れる大浴場の外気浴 4.薬草スチームサウナや喫茶休憩室も備える「らかんの湯」。写真は人気の薪サウナ(男湯)
佐賀県武雄市
みふねやまらくえんほてる
15万坪の歴史ある庭園で花の名所で、国の登録記念物にも登録されている「御船山楽園」に隣接し、標高210メートルの御船山を背景に佇む老舗ホテル。重厚感のある和室からモダンな洋室まで幅広い客室を備え、世界的な人気を誇る「チームラボ」による館内アート、「サウナシュラン」殿堂入りの温泉・サウナなど、新旧が融合した話題のホテル。春には、桜が見える客室や露天風呂などで贅沢なひと時を過ごせる。
JR武雄温泉駅より車で5分
佐賀県武雄市武雄町武雄4100
1泊2食付き1名あたりスタンダードプラン 2万3100円〜、本館リニューアル客室3万100円〜、 内庫所の和室1名2万5850~
15時/10時(予約状況によって異なる)
150台
37室