透明度の高い海と固有植物の茂る深い森が広がり、 自然の豊かさがいっそう強く感じられる。希少な生き物と世界遺産の森。
小富士山頂からの眺め。母島の南端に点在する小さな島々を一望できる
母島の中心は「ははじま丸」が停泊する沖港付近の元地集落と静沢集落。東京都が認定したガイド同伴でないと立ち入れない貴重な区域もある。日帰り渡島を除き、宿泊予約がないと入島できないので注意。
父島同様、海山のアクティビティが楽しめ、特に固有の動植物に注目したい。詳細は母島観光協会のホームページをチェック!
沖港からすぐ
小笠原村母島元地
8時〜11時30分、13〜17時
おがさわら丸父島出港日の翌日
【島の人口】424人(2024年9月)
【島の面積】19.88 km²
【島の周囲】58.0km
【海のシーズン】通年(海に入るなら5〜10月)
【山のシーズン】通年
父島と行き来する「ははじま丸」が唯一の交通手段。所要約2時間。予約はできないので、島を渡る当日に直接乗り場で乗船券を購入。運航ダイヤは「おがさわら丸」の父島入港に合わせて変わるが、週4〜5便。
島内には公共交通機関はないが、元地集落と静沢集落の間は徒歩10分程度と歩いてまわれる。乳房山遊歩道など徒歩で行けるルートもあるが、南北の景勝地へ行く場合には移動手段が必要。道路は島を南北に縦貫する都道241号がある。島を自由に観光したいなら、レンタバイク、レンタカー、乗合タクシー(有償運送、完全予約制)などを使うのがいい。ツアーに参加すれば、車がなくても観光できる。
展望台やビーチのほか戦跡まで、母島観光に欠かせない主なスポットはこちら。
きたこう
母島最北端の穏やかな入り江。シュノーケリングが楽しい。
沖港から車で30分
たんしょうとうきちあと
旧日本軍が設置した大型探照灯が壕の内部に残っている。現在では残骸となっている。
沖港から車で25分
しんゆうひがおか
稀少な動植物の保護地域の一部を散策できるサンセットポイント。
沖港から車で10分
さんせっとしあたー
静沢の森遊歩道の入口周辺に位置。水平線に沈む夕日が見られる絶好の場所だ。
沖港から徒歩20分
さめがさきてんぼうだい
集落からアクセスしやすい展望ポイント。陸からのホエールウォッチングにも最適。
沖港から徒歩10分
みゆきのはまてんぼうだい
周辺の海域は特別保護地区及び海域公園。正面には向島と平島が見える。
沖港から車で10分
すりばち
昔、子どもがオガサワラビロウの葉を敷いて滑って遊んだという、すり鉢状の地形。
沖港から車で15分+徒歩30分
わいびーち
南崎の手前を西へ下ると見つかる白砂の浜。ホワイトビーチが訛ったといわれている。
沖港から車で15分+徒歩40分
アクティビティの休憩スポットや雨の日のお楽しみをピックアップ!
ろーすきねんかん
戦前に使われた民具などが保管された歴史資料館。母島特産のロース石で建てられた砂糖収納庫を再利用している。
つきがおかじんじゃ
沖港裏の高台の上にある神社で、毎年11月には例大祭が行われる。直会(なおらい)には観光客も参加可能で、島の伝統や文化を体験できる。
はちはちかふぇ
ランチメニュー(タコライス、ガパオライスなど)やドリンク、スイーツを用意。1・2階のテラス席では、オーシャンビューを満喫しながら飲食ができる。
くらふといん・ら・めーふ
天然素材を使用した癒やしの宿。食事は島内の野菜や魚を使用。母島産のおみやげも多数。