箱根は山、空、湖を結ぶ公共交通機関が充実。これだけ各種の乗り物が集まっている場所は日本でも珍しい。公共交通機関を利用すれば、二酸化炭素の排出が減り、持続可能な社会の実現にも貢献できる!
小田急線の出発駅から小田原駅までの往復割引運賃と、箱根登山電車など8つの乗り物が乗り降り自由になる「箱根フリーパス」。多くのスポットで割引や優待などの特典も付く。購入は小田急線の各駅やセブンイレブンのほか、アプリ「EMot」、スマホ専用Webサイト「EMotオンラインチケット」では、「デジタル箱根フリーパス」が購入できる。
箱根湯本駅から箱根登山バス元箱根港行きで畑宿へ15分。仙石原方面へは箱根湯本駅から箱根登山バス湖尻・桃源台行きで24分、仙石下車。強羅駅から「観光施設めぐりバス」で12~20分、仙石下車。または箱根登山バス桃源台行きで12分、仙石下車。
箱根湯本駅から伊豆箱根バス箱根園行きで、大涌谷まで34分、終点の箱根園へ60分。
※一部停車しない便もあるので、乗車前にHPなどで確認を。
新宿駅・北千住駅~箱根湯本駅
おだきゅうロマンスカー
全席指定で快適な特急列車。4車種が運行中(2024年4月現在)で、GSE(70000形)には、追加料金なしで利用できる展望席も!いずれも予約はお早めに。
箱根湯本駅~強羅駅
はこねとざんでんしゃ
大正8年(1919)開業。急こう配や急カーブを進みながら、高低差約445mを運行する。途中で運転士と車掌が入れ替わるスイッチバックが見られる。
乗車160~460円(箱根湯本駅~強羅駅)
箱根湯本駅発6時12分~22時43分(土・日曜、祝日は~22時37分)、強羅駅発5時45分~22時16分(土・日曜、祝日は~22時11分)
荒天時
なし
強羅~早雲山
はこねとざんけーぶるかー
運行距離は約1.2kmと短いが、高低差約209mの斜面を登る貴重な交通手段だ。車内は傾斜に合わせて階段状。強羅駅方面の車窓から明星ヶ岳の大文字を望める。
早雲山~桃源台
はこねろーぷうぇい
早雲山駅から大涌谷を経由し、桃源台へ向かう。18人乗りのゴンドラからは、大涌谷の噴煙地や富士山、芦ノ湖など、箱根を代表する景色を楽しめる。
全線片道1500円、往復2500円
9時~16時45分(季節により変動あり)
荒天時
県営駐車場利用109台(平日は2時間まで500円、以降30分ごとに200円、最大1300円。日曜・祝日は2時間まで1000円、以降30分ごとに400円、最大2600円)
※所要時間は混雑状況により変動あり
桃源台~元箱根
はこねかいぞくせん
桃源台港、箱根町港、元箱根港間を結ぶ芦ノ湖の花形。前方の特別船室(片道乗船プラス800円)には専用のデッキがある。
はこねゆうせん
日本で初めて運航した双胴遊覧船。元箱根港~箱根園港を運航するほか、箱根関所跡にも港がある。※2024年3月現在、箱根園港~湖尻港は運航休止中。