現代アートの聖地として、世界中から注目を集める瀬戸内海の小さな島。のどかな島の景色に溶け込む美術館や作品をたっぷり楽しもう。
周囲約16㎞の小さな島。宮ノ浦(みやのうら)エリア、本村(ほんむら)エリア、美術館エリアの3つのエリアに美術館やアート作品が点在する。バスや自転車を活用しながら巡るのがおすすめ。
島内の大きな移動は直島町営バス(1回100円)が基本。バス停つつじ荘からは、ベネッセアートサイト直島の場内シャトルバス(無料)が15~30分間隔で運行しており、美術館エリアの移動に便利。
てぃーぶいしーなおしまれんたる みやのうらてん
おうぎやれんたさいくる
みどころが3エリアに分かれる直島は、自転車やバスでまわるのがベスト。美術館エリアは自転車を含む車両が乗り入れ禁止なので要注意。
美術館エリア
海を借景に存在感を放つ草間彌生の代表作品
かぼちゃ
ベネッセハウス ミュージアムの展示作品の一つで、直島のシンボル的存在。古い桟橋に設置された高さ2m、幅2.5mの屋外彫刻で、瀬戸内海の自然とアートが調和する光景が訪問者の目を楽しませる。
宮ノ浦エリア
港で来島者を出迎えるもう一つのかぼちゃ
あかかぼちゃ
宮浦港に到着するとまず目に飛び込んでくる巨大なオブジェ。草間彌生のアート作品で、かぼちゃの表面の水玉が一部くり抜かれ、内部に入ることができる。
本村エリア
かふぇさろん なかおく
家プロジェクト「南寺」から徒歩3分の場所にたたずむカフェ。古民家を改装した落ち着いた空間で、丁寧にドリップするコーヒーやこだわりのオムライス980円を。
本村エリア
げんまいしんしょくあいすなお
店は築90年の古民家を改装した心地よい空間。郷土料理の呉汁など野菜中心のおかずと、酵素玄米のご飯がセットになった定食をはじめ、ヴィーガン対応メニューが揃う。
本村エリア
えぷろん かふぇ
「おいしく食べて体も元気に」と、管理栄養士であるオーナーが考案した季節のスペシャルランチ1680円が評判。ランチは地元の旬の野菜を中心に、ほぼ1日分の野菜がとれる献立。オーナー手作りのスコーン450円~もおすすめ。
宮ノ浦エリア
うみのえき「なおしま」
宮浦港のフェリーターミナルとしての複合施設。斬新なデザインの大屋根の下に、観光案内所やカフェ、乗船券売り場、特産品販売店などが集まる。直島のオリジナルみやげも販売。平屋の建物は瀬島和世と西沢立衛の建築家ユニットSANAAが設計。