乗鞍岳東麓の山あいに温泉宿が点在する秘湯。新緑や紅葉はもちろん、水墨画のような雪景色も魅力だ。硫黄と炭酸を多く含む湯は、空気に触れると白濁する性質をもち、特に胃腸病や婦人病に効能があるといわれる。
しらほねおんせんかんこうあんないじょ
観光案内所では、当日の日帰り入浴を受け付ける宿の情報が紹介されているので、ここでチェックしてから訪れると便利だ。湯川沿いにある白骨温泉公共野天風呂は11月下旬〜4月中旬は冬期休業に入る。温泉街の入口に立つ古民家風の建物が目印。
あわのゆりょかん
白骨温泉の中心部からやや南に離れて立つ、明治45年(1912)創業の老舗旅館。木造の本館前に白骨温泉のシンボルともいえる大野天風呂があるほか、湯治場風情を感じさせる内湯や男女別の露天風呂、日帰り客用の外湯もある。
松本市安曇白骨温泉4181
バス停泡の湯からすぐ
IN15時/OUT10時
20台
●客室数24室【平日】1泊2食付…3万250円~(新館)、1万9800円~(本館)【休前日】1泊2食付…3万6850円~(新館)、2万6400円~(本館)
こなしのゆ ささや
全10室の小さな宿。細やかなサービスや地物を使った料理に定評があり、リピーターも多い。内湯は大きなガラス張りで、露天風呂にいるような開放的な雰囲気。貸切露天風呂も好評だ。
松本市安曇白骨温泉4182-1
バス停泡の湯から徒歩4分
IN15時/OUT10時
10台
●客室数10室【平日】1泊2食付…2万4200円~【休前日】1泊2食付…2万2150円~
しらほねえびすや
玄関から漂う硫黄の香りが温泉情緒をかき立てる乳白色の湯が自慢の宿。効能豊かな白濁の湯がたっぷりの内湯と露天は、滞在中いつでも入浴できる。信州の旬の素材にこだわり、源泉を使う一品など会席料理は好評。
松本市安曇白骨温泉4206-2
バス停白骨温泉から徒歩15分(※バス停まで送迎あり)
IN15時/OUT10時
25台
●客室数20室【平日】1泊2食付…1万9950円~【休前日】1泊2食付…2万2150円~
ゆもとさいとうりょかん
280余年の歴史をもつ白骨温泉きっての老舗。若山牧水や中里介山など文人ゆかりの宿として知られ、山を背後にした敷地に牧水荘、介山荘など4つの宿泊棟が立ち並ぶ。露天風呂を備えた男女別の大浴場、見晴らしのよい野天風呂などがある。
松本市安曇白骨温泉4195
バス停白骨温泉から徒歩8分
IN15時/OUT10時
50台
●客室数51室【平日】1泊2食付…2万7500円~【休前日】1泊2食付…2万9700円~
しらふねそうしんたくりょかん
毎分250ℓという豊富な湯量を誇り、男女別の大浴場と露天風呂、2つの家族風呂(うち1つは露天風呂あり)を備えた風呂自慢の宿。温泉を使用した露天風呂付きの客室もある。夕食はイワナや山菜、黒毛和牛など信州の素材を使った和会席。
松本市安曇白骨温泉4201
バス停白骨温泉から徒歩7分
IN15時/OUT10時
50台
●客室数39室【平日】1泊2食付…1万9950円~【休前日】1泊2食付…2万2150円~
しらふねぐらんどほてる
ほのかに硫黄の香り漂う内湯と、黒い湯の華が珍しい露天風呂、2種類の源泉がかけ流しで楽しめる。飲泉もできる温泉は特に胃腸病に効能があるという。会席料理は季節の信州産食材を使い、源泉入りの豆乳鍋や源泉で炊き上げた温泉粥(朝食)など「食べる温泉」も味わえる。
松本市安曇白骨温泉4203
バス停白骨温泉から徒歩10分(※バス停まで送迎あり)
IN15時/OUT10時
50台
●客室数55室【平日】1泊2食付…1万9950円~【休前日】1泊2食付…2万2150円~