出発前に最低限知っておきたい、ドバイの基本的な情報をまとめて確認。ここでチェックしておけば、旅のプランニングもスムーズに進むはず!
(2025年1月現在)
紙幣は8種類、硬貨はおもに3種類。空港内や街なかの商業施設など各所に両替所があり、日本円から直接両替できる。
UAE入国時に、入国日から起算して30日滞在できる短期滞在査証が付与される。パスポートはUAE入国時に6カ月以上の残存有効期間が必要。
ドバイ居住者の約9割が外国人なので、英語の通用度が高い。メトロやバスなど交通機関の看板や駅名表記はアラビア語と英語両方で書かれているほか、レストランのメニューも英語版が用意されている。
道路標識はアラビア語と英語の2カ国語で表記されている
日本が正午のとき、ドバイでは同日午前7時。サマータイム制度は採用していない。
周辺国や他の首長国に比べて、ドバイは観光客への制限は緩めだが、飲酒ルールや服装への配慮など、現地の風習や習慣への配慮が必要。特に断食月(ラマダン)に公然と飲食・喫煙する行為はNG。
暑さが和らぐ冬場が一年で最も過ごしやすい時期。逆に6~9月は最高気温40度超えの日が多く、日中は外を歩けないほど蒸し暑い。
海外であることを念頭におき、ひと気のない路地に入らないなど良識ある行動を心がけよう。観光客が多く集まるところではスリ、置き引きに要注意。
コロナ禍を経て、ドバイはクレジットカードの通用度が急激に増した。VISAやMastercardなどの国際ブランドで、非接触型の決済可能なクレジットカードを2~3種用意しよう。
注文から支払いまで、スマホで済ませる飲食店も増えている
ハウスキーパーにはベッド1台につきDh10、ポーターにはDh5~10、タクシーはDh5~10で端数を切り上げよう。サービス料の含まれていないレストランでは10~15%が目安。
オールド・ドバイの街歩きも冬なら快適♪
ホテルでの飲食やショッピングモールでの買い物など、観光客が多く利用する場所は日本に比べて1.5~2倍ほど。ただし、旧市街にある大衆的なレストランやローカルスーパーでは同等に済む場合も。
UAEは一律5%の付加価値税(VAT)を導入しているが、18歳以上の海外からの観光客を対象に、Dh250以上消費すると免税購入が申請できる制度がある。
ドバイの都市計画は車移動を前提に造られており、徒歩での移動は正直不便。特に平日の朝晩と週末(金~日曜)ははげしい渋滞に見舞われるので、公共の交通機関を上手に活用したい。
観光には渋滞知らずのメトロやトラムが大活躍!
住所に詳細な番地が付いていないことが多いドバイでは、Google Mapsのような地図アプリが必須。スマホは常時接続できたほうが安心だ。またUberやCareemなど配車アプリも便利!
イスラム教では民族衣装で肌を見せないのが通例。ショッピングモールや街なかを歩く時は、男女ともに短パンやノースリーブなど、肩や膝を露出する服装はNG。女性は体のラインがはっきり現れる服も避けよう。さらに、モスク観光をする際は、髪の毛を隠せる大判ストールを準備しよう。
守らないと入館を断られる施設もある
イスラム教の戒律が守られているものの、ドバイはほかの首長国に比べて緩め。飲酒は21歳から、販売ライセンスを取得したホテルのレストランやバーなどで可能だ。空港の免税店や市内のリカーショップでも購入できる(ラマダン期間中は禁止)。なお、公共の場での飲酒や、酩酊状態で外を出歩くと警察に身柄を拘束されるので注意。
空港の免税店を上手に活用しよう
軍事施設や政府関連の建物は撮影禁止。人物の写真(特に民族衣装を着た女性)を許可なく撮影するのもトラブルの元になる。さらに、相手の同意を得ずに撮った写真をSNSなどに無断でアップするのも禁止だ。モスクの外観は原則撮影OKだが、お祈り時間は避けよう。
ルールを守って楽しく撮影を楽しもう!
ラマダンは約1カ月間、日の出から日没まで断食を行う、イスラム教徒において最も神聖な月。その間、観光客もイスラム教徒への配慮が一層求められる。ホテル内のレストランなどは通常営業だが、公共の場での飲食・喫煙は控えよう。2025年は2月28日ごろ~3月30日ごろ(月の観測により時期が前後する)。
オールド・ドバイのスークでは値札が付いてないことが多く、店員と値段を交渉する。「いくらなら買う?」と聞かれることが多いので、希望する値段より少し低めから交渉していこう。即決せず、何カ所か回ってみるとより安心だ。またスークには執拗に声をかける客引きも多い。不要なときはNO!と毅然とした態度で対応しよう。
まとめ買いで割引率がよくなるかも!?
ドバイ・メトロの駅構内および車内のマナーは日本より厳しく、破ると罰金の対象となる。特にあめやガムを含む飲食は厳禁なので注意が必要だ。また車内が涼しいからといって、車内で居眠りするのもNG行為。スーツケースの持ち込みは、1人につき大小1つずつまでに制限されている。
公共マナーを守って賢く移動しよう!
ひと昔に比べてクレジットカードが使えるタクシーが増えたが、現金で支払うときは要注意。運転手は高額紙幣を持ち合わせていないことが多いので、多めの小銭とDh10以下の紙幣を準備しておくと安心。また、Dh1以下のおつりは切り捨てられることが多いので、チップを含めてキリのいい額で支払うとスマートだ。
運転手に「カードOK?」と聞いてから乗り込もう
ドバイではラクダやファルコンなど、動物に触れる機会も多い。動物に触れた後はこまめに手洗いをし、手で目、鼻、口を触らないようにしよう。また、ヒトコブラクダとの接触により感染する中東呼吸器症候群(MERS)が報告されている。ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがあるので、不用意に接近しないように。
キャメルライド後は手洗い・消毒をしっかりと!
※上記は2025年の予定。最新情報は「ドバイカレンダー」をご確認ください(www.dubaicalendar.com)。
3月下旬(2025年は4月5日)
ドバイ・ワールド・カップ
●Dubai World Cup
世界各国の最強の競走馬が競う大興奮の競馬レース。メイダン競馬場で行われ、例年日本馬も多数出走している。
4月中旬~5月中旬
ドバイ・フード・フェスティバル
●Dubai Food Festival
世界の絶品グルメを手軽に楽しめるフーディー垂涎のイベント。期間中は、世界的に有名な一流シェフの料理をお手頃な価格で楽しめるほか、エミラティ伝統の家庭料理も体験できる。
7~8月
ドバイ・サマー・サプライズ
●Dubai Summer Surprise
60日以上にわたりドバイ全域で開催される夏の一大セール。ブランドショップを含む、ドバイ市内のショッピングモールでの買い物が大幅値引きになる。最大90%オフの商品も!
10~4月(2025年は~5月11日)
グローバル・ビレッジ
●Global Village
冬期限定でオープンする世界各国の文化、料理、エンターテインメントが楽しめるテーマパーク。夕方から営業しており、火曜日(祝日を除く)はファミリーやカップル、女性限定。
10~5月の金・土曜
ライプ・マーケット
●Ripe Market
冬期限定でポリス・アカデミー・パークのほか、さまざまな場所で開催される屋外マーケット。地元生産者による農産物や手作りの工芸品、地元の人気飲食店などが出店する。
10月下旬~11月下旬
ドバイ・フィットネス・チャレンジ
●Dubai Fitness Challenge
「30日間、毎日30分のエクササイズ(30×30)」をスローガンに、ドバイ全域で開催されるスポーツイベント。市内全域でヨガ、ランニング、トランポリン、サイクリングなどの無料イベントが催される。
11月上旬
ドバイ・デザイン・ウィーク
●Dubai Design Week
通称d3と呼ばれるドバイ・デザイン・ディストリクトに、世界中から建築家、デザイナー、アーティストが集結。革新的なアート、オブジェ、家具などを展示するほか、ワークショップや見本市も開催。
12月上旬~1月中旬
ドバイ・ショッピング・フェスティバル
●Dubai Shopping Festival
年に2回ドバイで開催される大規模なセールイベントのひとつ。ドローンショーや花火、各種音楽ライブなども同時期に開催されて大いに盛り上がる。
12月31日~1月1日
ニューイヤー・イブ・アット・ブルジュ・パーク
●New Year’s Eve at Burj Park
ブルジュ・ハリファを中心としたダウンタウン・エリアで開催されるカウントダウンイベント。世界一の高層ビルから吹き上がる花火が有名で、一目見ようと多くの観光客が集まる。