るるぶ

【滋賀・大津】『源氏物語』を起筆したと伝わる、紫式部ゆかりの地へ。

『源氏物語』の舞台は、京の都と宇治が中心だが、湖国・近江は、作者である紫式部がお参りに訪れ物語の着想を得たと伝わる重要な場所。ゆかりの地を訪ね、平安の雅にふれてみよう。

土佐光起筆「紫式部図」(石山寺所蔵)

びわ湖に映る月を眺め『源氏物語』を起筆

石山寺

いしやまでら

平安時代、京都の清水寺、奈良の長谷寺と並んで「三観音」として信仰を集めたのが、近江の石山寺。一条天皇の中宮(皇后)彰子から読んだことのない珍しい物語を、と頼まれた紫式部は、祈願のため石山寺を訪れて7日間参詣。びわ湖に映る月を眺めて物語の情景がひらめき、物語を綴り始めたと伝わる。紫式部ゆかりの歌を綴った、紫式部開運おみくじ200円。安産のお守りにもなる「犬吉みくじ」は全4色で各600円。

石山寺の紫式部開運おみくじ200円。安産のお守りにもなる「犬吉みくじ」は全4色で各600円の画像
交通

京阪石山寺駅から徒歩10分

住所

大津市石山寺1-1-1

料金

入山600円

時間

8時~16時30分(受付は~16時)

休み

無休

駐車場

120台

源氏の間

げんじのま

紫式部が『源氏物語』を起筆したと伝わる部屋。現在、有職人形司による紫式部の御所人形が置かれている。

硅灰石

けいかいせき

岩の上に観音様を祀ってお堂を建てたのが、石山寺のはじまりで、名の由来。大きな石が沸き立つようにそびえ、迫力満点。

本堂

ほんどう

滋賀県最古の木造建築であり、国宝。本尊の勅封秘仏・如意輪観世音菩薩は、安産・福徳・縁結び・厄除けなどのご利益を授けてくれるという。

月見亭

つきみてい

紫式部が舟で下った瀬田川やびわ湖を一望できるスポット。近江八景「石山の秋月」を象徴する場所。

紫式部の父・叔父・異母兄弟や藤原道長と縁深い古刹

総本山 三井寺

そうほんざん みいでら

天台寺門宗の総本山であり、平安時代、朝廷や貴族から崇められた。金堂(国宝)には、藤原道長が奉納したと伝わる弥勒菩薩を祀る。紫式部の叔父と異母兄弟が僧侶を務め、父の藤原為時はこの寺で出家した。

交通

京阪三井寺駅から徒歩7分

住所

大津市園城寺町246

料金

参拝600円

時間

9時~16時30分(16時受付終了)

休み

無休

駐車場

350台

極楽浄土にいるとされるオウムがモチーフの土鈴・浄土の鳥1000円

観音堂

かんのんどう

西国三十三所観音霊場の第14番札所。本尊の秘仏・如意輪観音を祀る。

水に浸すと文字が浮かび上がる「鐘みくじ」200円

三井の晩鐘

みいのばんしょう

近江八景のひとつとして名高い、三井の晩鐘。実際に撞いて音色を聴ける。

都と近江の国をむすぶ交通の要衝

逢坂の関

おうさかのせき

京の都と近江の国をつなぎ、多くの旅人が往来した逢坂山の要衝跡と伝わる。『源氏物語』十六帖・関屋では、主人公の光源氏が石山寺に参詣する際にこの関を通り、かつて恋した空蝉(うつせみ)の一行と偶然出会った。

平安前期に歌人・蝉丸の詠んだ歌「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」も有名

TEL077-528-2772

(びわ湖大津観光協会)

交通

京阪大谷駅から徒歩5分

住所

大津市大谷町22

料金

散策自由

時間

散策自由

休み

散策自由

逢坂の関は、平安時代には、鈴鹿(三重)、不破(岐阜)と並ぶ三関に名を連ねた

越前や石山詣へ舟旅の起点となった浜

打出浜

うちではま

京の都を発った紫式部は、逢坂の関を越えて近江の国へ。びわ湖の浜辺から舟に乗り、父の越前赴任に同行し、石山寺にも参詣した。現在はなぎさ公園として整備され、市民や観光客の憩いの場となっている。

浜辺からは紫式部が生きた時代と変わらない比叡山の稜線が望める

TEL077-522-3830

(大津駅観光案内所 OTSURY)

交通

京阪石場駅から徒歩5分

住所

大津市打出浜

料金

散策自由

時間

散策自由

休み

散策自由

清少納言の『枕草子』にも「浜は、打出の浜」と記されている

このエリアの宿泊予約はこちらから!(るるぶトラベルサイトへ)

このエリアの前売り電子チケットはこちらから!(JTBのサイトへ)

●このページは『るるぶ滋賀 びわ湖 長浜 彦根’26』のコンテンツを元に作成しています。 ●掲載のデータは2025年1月末日取材時点のものです。料金、営業時間、定休日、メニュー等の営業内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。 ●掲載の料金は、原則として取材時点で確認した消費税込みの料金です。また、入園料などは、特記のないものは大人料金です。 ●定休日は原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。 ●掲載の利用時間は、原則として開店(館)~閉店(館)です。ラストオーダーや入店(館)時間は、通常閉店(館)時刻の30分~1時間前ですのでご注意ください。ラストオーダーはLOと表記しています。 ●掲載の温泉の泉質・効能等は、各施設からの回答をもとに原稿を作成しています。 ●掲載の宿泊料金は、原則として、シングル・ツインは1室あたりの室料です。1泊2食、1泊朝食、素泊に関しては1室2名で宿泊した場合の1名料金です。料金は取材時点の消費税率をもとに、諸税、サービス料込みで掲載しています。季節や人数によって変動しますのでお気をつけください。


この記事を書いた人

るるぶ情報版(国内)編集部

るるぶ情報版(国内)編集部

日本全国の「見る」「食べる」「遊ぶ」を徹底取材、楽しくわかりやすい、信頼の旅ガイド『るるぶ』の編集部です。定番から穴場まで、編集部が厳選した観光・グルメ、体験情報など、旅のワクワクをお届けします。


詳細は最新版のるるぶで!るるぶ滋賀 びわ湖 長浜 彦根’26

るるぶ滋賀 びわ湖 長浜 彦根’26

滋賀ふるさと観光大使・西川貴教さんにスペシャルインタビュー。滋賀の魅力をたっぷり語ってもらいました。びわ湖を臨む絶景スポットや人気のラ コリーナ近江八幡のほか、グルメ、おみやげ情報も大充実!

旅する本棚