
一度は訪れたいスポットが点在するエリア。なかでも七里ヶ浜の海岸は、物語の印象的なシーンを彩った特別な場所。水平線を眺めながら、あなたはどの名場面を思い出す?

●電車でのアクセス
江ノ電で藤沢駅から七里ヶ浜駅まで約20分、鎌倉駅から七里ヶ浜駅まで約17分。
●車でのアクセス
第三京浜、横浜新道戸塚ICから約16km。または、圏央道茅ヶ崎中央IC、新湘南バイパス藤沢ICから約9km




交通系ICを使っている人はカカシみたいな機械にタッチ

七里ヶ浜駅のホーム。峰ヶ原高校の多くの生徒が江ノ電で通学している


しちりがはまえき
江ノ電の路線でおよそ真ん中にある駅。七里ヶ浜の海岸に近く、夕日を見に訪れる観光客も多い。咲太たちが通っている峰ヶ原高校はこの駅が最寄りと設定されている。






BDの1巻のジャケットの背景にもなっている






七里ヶ浜海岸から見る水平線


ファンなら砂浜にメッセージを書いてみたくなる









しちりがはまかいがん
「青春ブタ野郎」シリーズの海岸といえばここ。日本の渚100選のひとつであり、四季を問わずヨットやボードセーリングを楽しむ人で賑わう。江の島と富士山を望む夕景は絶景。なお、七里ヶ浜という名称だが全長は約4kmとされ、七里(約28km)あるわけではない。

全編を通して印象深い舞台である七里ヶ浜海岸。咲太と高校生の翔子が初めて出会い、麻衣が母親からも見えなくなり、咲太と朋絵は先輩から一緒に逃げ――。穏やかな潮騒と砂を踏む音を感じながら、思い思いのシーンの世界に浸ろう。

藤沢~鎌倉間を走る江ノ島電鉄(通称江ノ電)は、キャラクターたちも利用している、まさに移動する聖地。車窓からは相模湾と江の島の絶景が眺められ、これぞ湘南という風景を満喫できる。江ノ電の秘密を乗車前にチェック。


江ノ電の車両といえば緑とクリーム色のイメージが強いが、実はデビューした年式によってそれぞれに個性的。あなたの好きな車両はどれ?

1000形
1979年にデビュー。48年ぶりの新車両で、当時旧型車両ばかりだった江ノ電に新しいスタイルを構築した。

2000形
1990年にデビュー。⼤きな正⾯ガラスを採⽤した近代的なデザインが特徴で、展望のよさが人気。

500形
2006年にデビュー。現行車両の中では最新型の⾞両で、⾞内に液晶を装備し、沿線名所の映像も放映している。

10形
1997年にデビュー。開通95周年記念で造られた「レトロ⾞両」。オリエント急⾏を思わせるデザイン・塗色になっている。
現役で走っている車両の中では最も旧型の300形のインテリアは、とてもレトロで必見。現役では1編成のみ運行なので乗れたらラッキーだ。

バス窓
アメリカ式で昭和30〜40年代にかけて流行した。上部は採光用の固定窓で、下部は開閉窓になっている。

木の床
木目がレトロ感を演出している。シートはオールロングシートが採用されており、座り心地はやや固め。