例年多くの市民や観光客が訪れる東北屈指の桜の名所・弘前公園。開花期や観賞ポイントを押さえて風光明媚な景色を巡ろう!
桜を眺めながら散策できるみどころが点在!
ひろさきこうえん
藩政時代に弘前藩10万石を治めた津軽家の居城であった弘前城がもととなる公園。春のさくらまつりや冬の雪燈籠まつりなど季節のイベントを多く開催。城跡がほぼ築城当時のままの形で残る。現在は石垣修理工事中だが開放されており、自由に散策できる。園内をすべて見てまわるには2時間以上は必要。
バス停市役所前/バス停市役所前公園入口からすぐ(追手門)
弘前市下白銀町1
散策自由、本丸・北の郭は入場320円
散策自由、本丸・北の郭は4月1日~11月23日9~17時(4月23日~5月5日は7~21時予定)
散策自由、弘前城天守は11月24日~3月31日休館
弘前市立観光館地下駐車場利用86台(1時間無料、以降30分100円)
※営業時間や料金、屋台の出店内容は2024年10月時点で未定です。各イベントはやむを得ず変更・中止となる場合がありますので、ご来場の際は電話等で事前に確認されることをおすすめします。
津軽氏の居城であった弘前城は慶長16年(1611)に築かれた。築城当時は5層の天守を備えていたが、寛永4年(1627)に落雷で焼失。今も残る3層の天守は、文化7年(1810)に再建。
大正4年(1915)以来100年ぶりに本丸東側の石垣修理工事が行われている。天守は本丸中央部へ約70m移動されており、平成26年(2014)より始まったプロジェクトの完了は2026年以降となる予定だ。
ここにも注目!桜が天守をあでやかに染める。ライトアップされた天守と夜桜のコラボレーションも美しい
天守からも桜を観賞
ほんまる
弘前城天守周辺には多くの桜が咲き誇る。現在は石垣修理工事のため弘前城天守が移動されており、天守内の小窓から桜の遠景を眺めることもできる。
※写真は一般客が見られる角度ではありません
花筏は桜のじゅうたんともよばれ、撮影ポイントとしても人気
濠を埋め尽くすピンクの花びら
そとぼり
ソメイヨシノの満開が過ぎたころ、外濠などで「花筏」を見ることができる。濠一面が花びらで埋め尽くされる様子は幻想的。外濠の追手門~東門がおすすめの撮影ポイント。
西濠沿いの桜並木は毎年多くの観光客で賑わう絶景ポイント
ロマンチックな桜道
さくらのとんねる
西濠沿いにある約360mの桜並木で、地元の人にも人気の場所。桜の枝が低い位置に伸びているため、美しい花を間近に見られる。桜が頭上を覆い尽くす様子は圧巻だ。
園内の濠で最も幅が広い西濠は壮観。桜が散る時期の花びらが浮かぶ光景も◎
ボートに乗って水上花見
にしぼり
弘前公園の西側に位置する濠で、まつり期間中はボートに乗って桜観賞ができる。弘前さくらまつり期間中は、ライトアップも実施(日没~22時予定)。日中とはひと味違った景色を楽しめる。また、 出店も21時ごろまで営業している。
乗船1時間1000円(予定)
弘前さくらまつり期間9~17時 ※終了時間は人出により変更あり
期間中無休
弘前さくらまつりをさらに楽しめるとっておきの穴場をご紹介!
桜の花や枝が重なった切れ間がハート形に見える箇所がSNS上で話題を集めている。夜間のライトアップされた光景も美しい。
公園内のどこかにあるハートマークが目印。散策を楽しみながら探してみよう!
人力車や観光船に揺られて桜を眺めたり、出店屋台のグルメを食べたり、おまつりならではの体験が満載!
ウコン
淡い黄緑色の花で、一輪に15~20枚の花びらをつける
八重紅枝垂
紅紫色をした小ぶりの花を咲かせる
弘前雪明かり
弘前発祥の桜で、純白の花が美しい
100店舗以上の出店が軒を連ね、お団子や津軽伝統の生姜味噌おでんなどを販売。
9~21時まで営業(変動あり)
船頭が漕ぐ和船で中濠を進む。東内門石橋付近から出発して、往復およそ20分の観光が楽しめる。【料】1500円、小学生1000円【時】9~17時
水上をゆったり進む
ひろさきじょうしょくぶつえん
約1500種類もの植物が観賞できる。夏は花菖蒲、蓮、萩などが見事。散策の所要時間は約40分。
入園320円
9~17時(弘前さくらまつり期間中は~18時)
11月24日~4月中旬
ひろさきじょうきくともみじまつり
約1100本のカエデと約2600本の桜の紅葉で園内が錦色に染まるなか、フラワーアートや菊花展など多彩なイベントを開催。日没の後に実施される特別ライトアップは必見。
ひろさきじょうゆきどうろうまつり
青森を代表する冬のイベント。歴史的建造物をかたどった大雪像や、武者絵が飾られた約150基の雪燈籠などを見ることができる。雪景色のなか、天守が幻想的にライトアップされる。