
世界で注目を集める「サステナブルツーリズム」とは、地域の文化や自然環境に配慮した新しい旅の楽しみ方のこと。地域の自然を楽しみ、土地の食材を味わいながら地域の活性化に貢献できるのです。

cocoonから敷地を見下ろす。光の加減で違った風景に見える
木更津
くるっくふぃーるず
広大な敷地に農場やレストラン、宿泊施設などが点在する複合施設。場内で採れた野菜や農場からの恵みを生かしたグルメを味わう、アートにふれるといった体験を通して自然や命のつながりを実感することができる。日帰り利用も可能。
木更津市矢那2503
館山自動車道木更津北ICから車で30分
入場800円、小学生は400円(保全料込み)。メンバーは保全料300円(小学生は100円)のみ
10~17時
火・水曜(祝日の場合は営業)
350台


園内に設置したソーラーパネルをはじめ、可能な限り再生エネルギー由来のものを使用

飼育動物の糞尿や生ゴミなどはコンポストで堆肥化し、農業に利用している

やむを得ず開発した森の植物などを園内に植樹。豊かな森を形成している

こくーん
2023年にオープンした宿泊施設。繭の形をした7棟の客室とキッチンラウンジ、レストラン、サウナの小屋が点在し、ここに宿泊する人をゆるやかにつなぐ。食事は、料理作りを楽しむtakkaプランと、旬のコースを味わうperusプランから選べる。
(料金)takkaプラン2万6400円~、perusプラン3万7400円~

高台に7棟の客室が並ぶ


高台にあるcocoonにチェックイン。道路を挟んだ反対側に専用の駐車場がある。

ツインルームは最大3人まで宿泊できる


野菜やハーブの収穫もできるファームツアーは参加必至。スタッフの案内で、畑や酪農、養鶏などの生産現場を見学。(所要約90分)

季節の野菜や農場についてスタッフが丁寧に教えてくれる(上)/パプリカなどカラフルな野菜も(下)

酪農のエリアでは羊も飼っている


キッチンラウンジ「takka」には、こだわりが詰まったキッチン設備や調理道具が揃う。スタッフが献立てづくりや調理を手伝ってくれるので料理が苦手な人も安心。ジビエ肉やパスタなどは場内のショップで購入できる。

自分で収穫した野菜の調理に挑戦(左)/設備充実のキッチンラウンジ。中央が暖炉(右)

スタッフのレクチャーを受けながら、火加減が難しい暖炉での焚火料理に挑戦

グリルして肉と野菜にオリーブオイルやチーズをふっただけのシンプルな料理。イノシシの肩ロース肉はオプションで、ワインはラウンジ内で販売


夜の園内散策は宿泊者だけのお楽しみ。虫の声や星空を満喫したら早めに就寝。


清々しい朝の光の中、静寂に包まれた場内を散策。宿泊者だけのお楽しみだ。アート作品をめぐるのも楽しい。
草間彌生『新たなる空間への道標』



地下にひっそりとたたずむ地中図書館は、想像力をふくらませてくれる場所。17時から翌11時までは宿泊者は自由に利用できる。

ホールの天井から優しい光が差し込む(上)/農的な暮らしに関するものを中心に、哲学や歴史、科学などの選書が並ぶ(下)


夕食同様takkaで調理するのが基本だが、オプションで「DINING」での朝食をチョイスすることもできる。和食と洋食から選べる。

洋食には焼きたてパン2種とせいろ蒸し野菜、スクランブルエッグなどが付く(上)/朝食会場のDINING。昼はランチ利用もできる(下)


チェックアウト後も場内に滞在できる。食事や買い物を楽しもう。

場内のレストランやショップ、敷地内の散策は日帰りでも利用可能。自然の恵みたっぷりのフードやアート作品などを楽しもう。

ランチ
敷地内でとれた新鮮な野菜やハーブ、卵、フレッシュチーズなどを使ったメニューを味わえるレストラン。KURKKU FIELDSランチ1980円〜(水牛のマルゲリータは+300円)



野生獣被害の対策に力を入れている千葉県では、県内で捕獲され、処理・加工されたイノシシやシカ肉を「房総ジビエ」と銘打ち、消費拡大に取り組んでいる。ジビエは低カロリーで高タンパク、脂質も少なくとってもヘルシー!


1割程度しか食用として利用されていない捕獲害獣の利用を拡大

農作物の被害に加え、森林の食害対策にも貢献している

道の駅きみつふれあいパーク内にある。イノシシの木製オブジェが目印

左から鹿のプレミアムデミグラスシチュー1188円、BUTTERキョンカレー1350円(上)/ジビエのビュッフェは10種類以上のジビエ料理が60分食べ放題3000円(下)
君津
りょうしこうぼうどらいぶいん
スタッフの多くは現役の猟師で、捕獲から処理・加工、提供まで一貫して行う。全国でも珍しいジビエのビュッフェがあるほか、角を使ったキーホルダーなどジビエの加工品を販売。動物の命に感謝しつつ、ありがたく活用することを伝えている。


ハンター目線の山登りやワナの仕掛け方などを学ぶ
いすみ
はんとぷらす
より深く自然や狩猟について知りたいなら、狩猟体験に参加してみるのもおすすめ。狩猟のノウハウはもちろん、体験を通して人間も自然の一部であること、命の重さなどを実感。軽めの半日コースや本格的な狩猟に同行する1泊2日のコースがある。
いすみ市山田6229
JR大原駅から車で15分
Hunter Trailプチ狩猟体験6600円(日曜開催、所要約3時間30分)、「into the Wild 」for Adult(一般大人向け1泊2日)2万9700円ほか、親子向け1泊2日コースもある。要予約
体験コースにより異なる。公式WEBサイトで要確認
体験コースにより異なる。公式WEBサイトで要確認
15台