
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる、香川随一のお参りスポット・金刀比羅宮。長~い石段の参道を上って、御本宮にお参りしよう。アートスポットや門前町にもぜひ立ち寄ってみて!

785段を上りきってまず目に入る御本宮

御本宮まで全785段。ご利益を求めて参拝者が足を運ぶ。一段一段、願いを込めて上がって行こう

展望台からの景色が最高。上った甲斐がある

御本宮は海抜約251mの高台に鎮座

金刀比羅宮ならではのお守りもたくさん
ことひらぐう
年間約400万人もの参拝客が訪れる、全国の金刀比羅神社の総本宮。中世以前から、海上交通の守り神として知られている。社寺参拝が大流行した江戸時代には全国的な人気を誇り、今も遠方から参拝客が訪れ続けている。

「どんな神社なの?」「ラクに参拝する方法は?」といった疑問にまとめてお答え。訪問前にバッチリ予習すれば、しあわせ参りがもっと楽しくなるかも!
金刀比羅宮の立つ象頭山は、神話に登場する大物主神の拠点の一つとされる。主祭神を祀る場所として、ゆかり深い山の中腹に境内を開いたのだそう。象頭山は、古くから瀬戸内海を航海する人たちの目印でもあった。

大物主神は、五穀豊穣や産業・文化の繁栄など国や人々に平安をもたらす神様として有名。また、航海安全のご利益でも信仰があつい。絵馬にも航海する帆船が描かれている。

参拝には往復1000段を超える上り下りが必要なため、動きやすい服装で行こう。参道の途中には、レンタルの杖を扱う店も多い。
本宮までの約半分365段の大門前までラクに向かえる移動手段がある。駅や門前町周辺にも停まるシャトルバスが便利。


門前町から始まる石段の参道は、本殿である御本宮まで785段、奥社まで含めると1368段もある。願いを込めて上りご利益アップ!
参道の途中には、金刀比羅宮所蔵の文化財や美術品を鑑賞できるスポットが点在。貴重な宝物を体感しよう!
表参道から大門までには、食事処やみやげ物店が軒を連ねる。定番のみやげのほか、食べ歩きグルメも要チェック!門前町のご当地ソフトクリーム(写真)も見逃せない。



石段500段目の憩いの場所、カフェ&レストラン神椿では、自然に囲まれた美しい空間で県産食材を堪能。伝統的な歌舞伎小屋・金丸座の見学もおすすめ。
かふぇあんどれすとらんかみつばき
神椿パフェ1500円。郷土菓子・おいりや国産のミカンなどを使用

JR琴平駅から徒歩35分(大門から5分)
琴平町892-1
カフェ10時~16時30分LO、レストラン11時30分~14時LO
レストランは火曜
20台(利用者のみ駐車可)
きゅうこんぴらおおしばい(かなまるざ)
天保6年(1835)の建築。毎年春には歌舞伎を上演
