夏に種を蒔き、秋に収穫する常陸太田のブランド「秋そば」。厳しいブランド基準をクリアした、香り立つ風味と豊かな味わいを求めて、全国からファンが訪れる。
江戸時代からそば処で知られ、昭和53年(1978)から在来品種の選抜育成を始め、常陸秋そばが誕生。実が大きく粒揃いで、香り豊かな甘みは“玄そばの最高峰”といわれる品質だ。
冬の主食だったそばは、具だくさんの汁につけて食べる「つけけんちん」が地元流の食べ方。おいしい里山のごちそうに体も心も温まる。
そばの収穫に合わせ、県内各地で秋そばまつりが開催される。スタンプラリーやイベント・ステージ、紅葉を見ながらそばを食べたり購入したりできる秋の風物詩。栄養価が高く消化も早い健康食品のそばを楽しみながら味わえる。
1200円
そばの粗い粒子が香りを引き立ててくれる。薬味も地元の無農薬野菜を使用している。
1600円
なめらか食感のなかにざらつきが残る焼畑そばがき。そばの風味を存分に堪能できる
こしきけんちんそば じきゅうあん
焼畑農法で自家栽培し、手刈り・天日乾燥させて石臼で自家製粉。そば殻の粗い粒子をあえて残すそばは、独特の口当たりと豊かな風味を生む。せいろそばに野草の天ぷらなどが付く慈久庵コース4350円。店内は木のぬくもりを感じられる。
1400円
100%金砂郷産のそば粉を使った数量限定のそば。甘めに仕上げた自家製ツユとの相性も抜群。
にしかなさそばのさと そばこうぼう
金砂郷(かなさごう)地区でとれたそばが味わえる、山あいにたたずむ人気店。定番の十割もりそばのほか、地元産の野菜を揚げた十割そば天ぷら付き2000円など郷土色豊かなメニューが揃う。店内は純和風の内観。
1100円
つけ汁は、いもがら(里芋の茎を乾燥させた保存食)や大根、ニンジン、ゴボウ、ネギなど季節の野菜がたっぷり。
ときわや
茨城の山間部の郷土食「つけけんちん」は、米の代わりに温かい具だくさんのつけ汁に冷たいざるそばをつけて食べるもの。地元金砂郷(かなさごう)産のそば粉を使った二八そばは、細打と太打が選べる。一見民家のようなたたずまいだが、常連客が通う名店。
1149円
カツオと昆布の合わせ出汁で仕上げた濃いめのツユに、コシのある手打ちそばとローズポーク、ネギをトッピング。
1911円
ローズポークの天ぷらはたっぷりネギとおろしポン酢で味わう。そばまたはうどんが付くセット
そばだいにんぐおおむら
店内に竹を配すなど、風雅な雰囲気のなかで食事ができる。おすすめはローズポークを贅沢に使った肉そばや、エビ天や納豆など5種の具材とともに味わう美人そば1790円など。常陸秋そばの焼酎もある。
780円
定番で人気の細打は、ツルッとした喉ごしのよさとそばの香りが引き立ち、天ぷらとの相性もいい。
780円
太くコシの強い田舎風のそば。そのしっかりした歯ごたえに驚く
てうちそば だぼう
常陸秋そばを石臼で自家製粉した2種類の二八そばが味わえる名店。見晴らしのよい畑の中に立っている。粗挽きしたそばは強いコシと独特の香りが特徴で、辛口のツユとの相性も抜群。旬の食材を使った天ぷらと日本酒を合わせて楽しみたい。