歴史ある温泉地・道後温泉。そのシンボル「道後温泉本館」が保存修理工事完了に先立ち、2024年7月に全館営業を再開。さらにパワーアップした温泉街へ出かけよう!
太古の昔に傷を負った1羽の白鷺によって発見されたと伝わり、『日本書紀』や『万葉集』などにも登場する日本最古級の温泉地。3つの外湯や温泉宿、温泉街に点在する足湯や手湯で名湯が楽しめる。道後温泉の湯は無色透明のアルカリ性単純泉。現在は18本の源泉が20~55℃の温度で湧いている。外湯ではこれらをブレンドし42℃程度の適温で提供している。
道後温泉本館を中心に、半径約500mほどのエリアに外湯や飲食店が集まり、主なみどころは徒歩で回ることができる。温泉街だけなら日帰り観光もOK!
みどころは温泉街らしい歴史ある寺社やミュージアムなど。フォトジェニックなスポットも多く近年SNSでも話題に。
道後ハイカラ通りを中心に、グルメスポットやみやげ物店が多数。名物は愛媛の郷土料理「鯛めし」や、柑橘類を使ったスイーツ、伝統の和菓子・坊っちゃん団子など。
老舗の温泉旅館や料理自慢の宿など約30軒の宿泊施設があり、多くの宿が本館の北側エリアに集まる。外湯をメインに食事は街の飲食店で、という人には素泊まりのホテルなどもおすすめ。
道後温泉は、道後温泉本館を中心に形成された温泉街。本館を含めた3つの外湯はそれぞれ特徴が違うので、外湯めぐりもおすすめ!
どうごおんせんほんかん
2024年に改築130周年を迎えると同時に、保存修理工事完了に先立ち、5年半ぶりに全館で営業を再開した道後のシンボル。建物内部は幾度となく増改築を繰り返したことで複雑な造りになっている。6種類の入浴コースがある。
(道後温泉コンソーシアム)
伊予鉄道道後温泉駅から徒歩5分
松山市道後湯之町5-6
入浴コースによる
6~23時(最終入館は22時30分)
無休(12月に1日休館あり)
道後温泉駐車場利用100台(30分100円。利用者は1時間無料)
どうごおんせん つばきのゆ
道後温泉本館の姉妹湯で、本館と同じ道後の名湯を源泉掛け流しで楽しめる日帰り入浴施設。浴室は男女それぞれ1つのシンプルな造りで、リーズナブルな料金が魅力。地元の人も多く利用する。
(道後温泉コンソーシアム)
伊予鉄道道後温泉駅から徒歩3分
松山市道後湯之町19-22
入浴450円
6時30分~23時(最終入館は22時30分)
無休(12月に1日臨時休館あり)
道後温泉駐車場利用100台(30分100円、利用者は1時間無料)
どうごおんせんべっかん あすかのゆ
太古の道後をテーマにした和モダンな日帰り温泉。露天風呂付きの大浴場や本館の又新殿(ゆうしんでん)をモデルにした特別浴室、休憩室があり、4つの入浴コースがある。
(道後温泉コンソーシアム)
伊予鉄道道後温泉駅から徒歩3分
松山市道後湯之町19-22
入浴610円~(入浴コースにより異なる)
6時~23時(入浴コースにより異なる)
無休(12月に1日臨時休館あり)
道後温泉駐車場利用100台(30分100円、利用者は1時間無料)
道後温泉街のアクセス拠点・道後温泉駅からスタート!目の前には観光案内所も。
丸水 道後店など愛媛名物の鯛めしが食べられる食事処も点在している。
長い階段の上から温泉街を一望できる絶景スポットでもある。
休憩室でのお茶菓子の接待付きなど6つの入浴コースがある。利用時間はコースにより異なり60~90分。
湯上がりはアーケード商店街・道後ハイカラ通りへ。ひんやりスイーツやおみやげ探しを楽しもう。