地元に残る伝説では神功皇后が1300年前に夢のお告げによって開湯したという名湯。やわらかい湯ざわりで保湿性も抜群。歴史と伝統のある名宿も多い。
1 らかんの湯にある女性用のドライサウナ。らかんの湯のサウナはセルフロウリュスタイルのサウナ。「サウナシュラン」で2019〜2021年にグランプリを獲得 2 宿は御船山の麓に立つ 3 女性用の露天風呂。泉質は美肌効果があるとされるアルカリ性単純温泉 4 宿泊者限定の茶屋バー。ライトアップされた御船山楽園を見ながら優雅なひとときを過ごそう 5 内庫所にある貴賓室「老松の間」。鍋島家の別邸として建てられた建物
みふねやまらくえんほてる
御船山楽園とともに武雄鍋島藩にゆかりのある老舗ホテル。別邸内庫所(ないごしょ )は第11代佐賀藩主・鍋島直大(なおひろ)の別邸を移築したもので、当時の趣がそのまま残されている。別邸内庫所に宿泊すると、貸切露天風呂が無料で楽しめる。
バス停御船山楽園から徒歩1分
武雄市武雄町武雄4100
1泊2食付 2万2000円~
IN15時/OUT10時
30台
【立ち寄り湯】料金:4450円〜/時間:1回2時間30分の全5部制/休み:予約・定員制
1 季節の花と緑が迫る、露天と客室が一体となった調和の空間 2 広大な敷地の中に客室はわずか11室 3 薄暮のころにのんびり夕涼みしたい高台の角部屋「梧竹」 4 料理は地元の旬の食材を用いた京風懐石
おんやどちくりんてい
御船山楽園の一角にある正統派の和宿。数寄屋造の建物に11の客室があり、全室に展望露天風呂が付いている。野趣あふれる自然に抱かれながら、風情ある上質な時間を堪能できる。
1 透明な湯がたっぷりと湯船に注がれる大浴場「杉の湯」 2 リビング付きの部屋も用意 3 数寄屋造りの客室「風月の間」
かいせきやど おうぎや
創業明治38年(1905)の老舗。名料亭で修業した4代目主人が腕をふるう懐石料理を堪能できるため、料理を楽しみに訪れる人が多い。器も有田や古唐津にこだわっている。全6つの客室はすべて造りが違い、専用露天風呂が付くタイプもある。
JR武雄温泉駅から徒歩10分
武雄市武雄町武雄7399
1泊2食付 3万3150円~
IN15時/OUT11時
30台
【立ち寄り湯】料金:3000円/時間:12~22時(最終受付21時)/休み:不定休
1 大浴場は1階と4階の2カ所にある 2 季節感にあふれた料理の数々が並ぶ 3 客室「山吹」。和室のほか、和洋室、離れなどもある
ゆもとそう とうようかん
宮本武蔵が島原の乱の後、立ち寄ったといわれる歴史ある宿。館内には読書室や、陶芸ギャラリーなどもあり、全体的にしっとりとした和の雰囲気が漂っている。料理は地元の素材を使い、丁寧に作った会席料理で、佐賀で活躍する作家や窯元が作った器に盛り付けられる。
●おくたけおおんせん
武雄温泉と嬉野温泉の間に位置する一軒宿の温泉。お湯はナトリウム-炭酸水素塩泉でぬるぬるとした肌ざわりが特徴。
1 ベッドは特注のシモンズ製 2 母屋からは専用カートで客室へ
おくたけおおんせん かぜのもり
客室は母屋から数百m離れた山の上にあり、約5500坪の敷地に11棟とゆったり。2024年8月に“森との没入感”をテーマに7室がリニューアル。 食事は専用個室で、佐賀の旬を盛り込んだ創作会席を味わうことができる。