
山、海、田園など、日本の原風景を凝縮した景観が広がることから“リトル日本列島”ともよばれる佐渡。2024年に世界文化遺産に登録され、『今昔物語集』にも登場したとされる 「佐渡島の金山」をはじめ、歴史ロマンあふれるスポットを巡りたい。

海岸線は約280㎞と意外に広いので車が便利。フェリーはマイカーの乗り入れができるが、ジェットフォイルはできないため、両津港周辺でレンタカーを借りよう。島内は広域なので、1泊2日で巡るのがベター。
佐渡は食材の宝庫として知られる島。佐渡沖の海鮮はもちろん、コシヒカリ、フルーツ、希少な佐渡牛まで多彩。島内の景勝地や史跡などを巡りながらグルメ旅を楽しもう。また温泉地もあり、個性派湯宿にも事欠かない。

ドライブが楽しい海辺の絶景エリア
そとかいふ
佐渡北端の弾埼灯台から南下する海沿いの道は島内随一の絶景ロード。波風の浸食によって形成された岩礁群はまさに自然のアート。特に二ツ亀、大野亀、尖閣湾の眺めは圧巻。

二ツ亀をはじめ、壮大な海岸風景が広がる
両津港(佐渡汽船)
↓内海府線/1時間5~15分
二ツ亀
↓4~7分
大野亀
両津港(佐渡汽船)
↓本線/1時間3~7分
相川
↓海府線23~27分
平根崎
両津港
↓県道45号/約32km
弾崎
↓県道45号/約44km
尖閣湾
佐渡観光の起点街で海鮮グルメ三昧
りょうつ
フェリーで新潟港と結ばれた佐渡の玄関口で、佐渡随一のグルメタウン。江戸時代から港町として発展し、現在も地元産の海産物を扱うみやげ店や海鮮料理店が数多くある。

両津港から徒歩圏内の位置に広がる加茂湖
両津港
↓すぐ
両津市街
ノスタルジックな昔町で散策&体験
おぎ・しゅくねぎ
直江津港とフェリーで結ばれた小木周辺は、古き良き街並みが残る地。船板壁家屋が集まる宿根木集落や、昔ながらのたらい舟体験ができる力屋観光汽船などが人気。

洗濯桶を改良したたらい舟に乗ってみよう
小木港(佐渡汽船)
↓小木線/2分
小木
↓4分
矢島入口
↓4分
宿根木新田
↓2分
宿根木
小木港
↓県道45号線/約4km
宿根木
史跡巡りが楽しい佐渡の中心街
さわだ・まの
両津と並ぶ佐渡2大タウンの一つ。周辺には古刹や史跡が多く、歴史を感じながら散策を楽しめる。海岸沿いには白砂のビーチが続きリゾートムードも。鮮魚を味わえる料理店も多い。

順徳上皇が眠る真野御陵
両津港(佐渡汽船)
↓本線/26~34分
長木
↓1分
東大通
↓3分
鍛冶町中原
↓2分
河原田諏訪町
↓3~6分
佐和田バスステーション
↓6~7分
沢根学校前
両津港(佐渡汽船)
↓南線/31~46分
竹田橋
↓6~8分
真野新町
↓3分
佐渡博物館前
両津港
↓国道350号/約15km
↓国道350号/約5km
真野
世界文化遺産登録の佐渡島の金山を探検
あいかわ・ななうらかいがん
江戸時代から佐渡金山の活況とともに発展してきたエリア。史跡佐渡金山では坑道の一部が公開され、探検家気分で見学が楽しめる。七浦海岸周辺には温泉宿も多い。

史跡佐渡金山の宗太夫坑コースへ潜入
小木港(佐渡汽船)
↓本線/1時間7~8分
相川
↓4分
佐渡版画村
※土曜・祝日増便
両津港
↓国道350号・県道45号/約25km
相川
佐渡のシンボル・トキに出合える
くになかへいや
佐渡の中央に広がる平野。メインは何といってもトキの森公園。園内の「トキふれあいプラザ」ではマジックミラー越しにわずか数㎝の距離からトキを観察することができる。

貴重なトキが動いている様子を見られる
両津港(佐渡汽船)
↓南線/11分
本間家能舞台前
↓1分
天王下
↓6分
新穂郵便局前
↓9~10分
トキの森公園
↓7分
新穂小学校前
↓6~7分
畑野十字路
両津港
↓県道65号/約13km
畑野十字路

佐渡汽船のジェットフォイルやフェリーが新潟港、直江津港(冬期休航)から運航している。
それぞれ駅〜港、空港〜港への乗り継ぎには時間に余裕を見ておこう。

◎自動車運賃は5m未満で、ドライバー1名の2等運賃を含む。
(※2026年3月現在。運賃は2026年1〜3月のもの。燃料油価格変動調整金によって変更となる場合がある)
新潟駅BT(⑰乗り場)〜新潟港佐渡汽船ターミナル
・新潟交通バス:1時間2〜5便 17分260円 ※乗船手続含め 最低1時間は必要
新潟港佐渡汽船ターミナル〜両津港
・ジェットフォイル:1日3〜8便/1時間07分/片道6980円/往復1万3960円
・フェリー:1日3〜6便/2時間30分/片道2890円(2等)/片道1万8240円/往復3万6480円(自動車)
上越妙高駅(東口)〜直江津港
・頸城バス:1日1便(午後便に接続)32分/730円
直江津港〜小木港
(小木半島や西三川に便利)
・フェリー :1日2便/2時間40分/片道3170円(2等)/片道1万9800円/往復3万9600円/回遊3万8040円(自動車)
※2026年は3月20日〜11月23日運航予定
直江津駅前(北口)〜直江津港
・頸城バス:1日1便(午後便に接続) 6分/210円
直江津港〜小木港
(小木半島や西三川に便利)
・フェリー :1日2便/2時間40分/片道3100円(2等)/片道1万9800円/往復3万9600円/回遊3万8040円(自動車)
※2026年は3月20日〜11月23日運航予定
新潟港〜両津港を結ぶジェットフォイルが最も早くて便利。上越新幹線からの乗り継ぎには、乗船手続きを除いて1時間は見ておこう。車を載せる場合は、新潟〜両津航路に加え直江津〜小木航路にもフェリーが就航したので、どちらでも利用できるようになった。ただし直江津〜小木航路は冬期休航となる。
各航路とも乗船手続きが必要なため、旅客は出航時刻の30分前、車は1時間前には到着しておきたい。なお、旅行当日にジェットフォイルやカーフェリーが欠航になった場合は、別の便に予約の振替が可能かどうかを、電話やフェリーターミナルの窓口で、すぐに確認すること。
北陸新幹線の上越妙高駅で下車して、直江津〜小木航路のフェリーを利用するルートもある。東京駅を10時30分ごろ発の北陸新幹線はくたかに乗れば、接続する上越妙高駅〜直江津港間の連絡バスを利用して、直江津港14時発のフェリーに乗船できる。午前便は直江津港朝7時10分発なので、直江津周辺での宿泊が必要。
首都圏からの旅行なら、行きと帰りで異なる航路を選択して変化をつけるのも楽しい。直江津〜小木航路がフェリーになったので、マイカーでも往復で違うルートが取れるようになった。ただし、直江津〜小木航路は冬期休航となる(2026年11月24日〜2027年3月下旬)ので、その時期は両津に戻ろう。
佐渡汽船
佐渡汽船の運行状況問合せ

中心部から距離のある外海府方面など、バスの便数が少ないエリアなどへ足を延ばすなら、両津港や小木港からレンタカーの利用がおすすめ。両津港の駅レンタカー営業所では、車種は限られ、お得な「えきねっと+駅レンタカープラン」にも対応していない。

佐渡島内は外海府の一部区間を除き、新潟交通佐渡の路線バス網が広がっている。ただし、幹線の両津−佐和田−相川間や両津−真野−佐和田間、佐和田−真野−小木間を除き本数がかなり少ないので、時刻を確かめて利用したい。なお島内の路線バスは、Googleマップで乗降バス停を入力すると発車時刻や所要時間、運賃が検索できるので便利。

バスや車で行けない佐渡の名所・旧跡を巡るなら、観光案内所で借りられる電動アシスト自転車「エコだっチャリ」が便利。シティタイプ(2時間1000円・1日3000円)のほか、スポーツタイプ(2時間2000円・1日4500円)もある。ヘルメットや充電器などオプションも充実しており、有料で案内所間の乗り捨ても可能。あちこち巡るならレンタルバイクも楽。両津港近くにあり、50㏄で6時間3500円〜。台数が少ないので予約がおすすめだ。
レンタサイクル「エコだっチャリ」/佐渡観光交流機構観光案内所
レンタルバイク/ローズ・レンタル(両津)
両津港発着の観光タクシー・港タクシーが便利。ドライバー案内のもと、主要観光地をひと巡りできる。

新潟交通佐渡の島内の路線バスが全線乗り放題の便利なきっぷ(ライナーバスは除く)。島内の観光施設や店舗で提示すると、割引等の特典付き。1日用から3日間用まであり、滞在期間に合わせて選べて便利。ねだんは佐渡1dayパスが2000円、2dayパスが3000円、3dayパスが3500円。新潟交通佐渡の各営業所、案内所で発売。スマホで購入して利用するモバイルチケットもある。