【神奈川】大山阿夫利神社|天空のパワースポット、茶寮石尊、大山寺、レトロ懐かしいこま参道など見どころ満載

神奈川県北西部の丹沢山系を代表する、別名雨降山(あふりやま)ともよばれる信仰の山「大山」。縄文時代から「霊山」として敬われてきたその山中に佇む大山阿夫利神社は、2200年以上もの歴史を誇る。ご利益は「心願成就」「商売繁盛」「社運隆盛」など様々で、相模湾を見渡す眺望の素晴らしさから、今では外国人観光客も多く訪れるほどの人気のスポットだ。山頂に本社、中腹にケーブルカーで上れる下社が鎮座する。週末には登山客や多くの参拝客で賑わう。

雲や霧に包まれると近づきがたいほどの厳かな雰囲気に

大山阿夫利神社

おおやまあふりじんじゃ

標高約1252mのピラミッド型の山容が美しい大山は、相模湾の水蒸気を含む風を受けて雨が降りやすいことから、古来より雨乞いや五穀豊穣の霊山として信仰されてきた。江戸時代には「講」という組織を作って参拝する「大山詣り」で賑わい、源頼朝が起源とされる木太刀(きだち)を納める独自の風習「納め太刀」が江戸っ子にもてはやされた。おすすめは燈明の奉納で、拝殿の隣にある巡拝道の奥にある燈明殿で、自身の願いごとに合わせて燈明(初穂料300円)を奉納する。

交通

大山ケーブルカー阿夫利神社駅下車後、徒歩約3分

住所

神奈川県伊勢原市大山12(大山阿夫利神社下社)

料金

境内自由 ※授与所などは天候により変動あり

駐車場

山麓の市営駐車場などを利用

東京から大山までのアクセス

小田急線新宿駅から小田急小田原線で伊勢原駅まで約1時間。伊勢原駅下車後、神奈川中央交通大山ケーブル行きバスに乗り換え約30分、終点下車。下車後こま参道経由で徒歩約15分。大山ケーブルカー利用で約6分、阿夫利神社駅下車

まわり方

大山ケーブルのバス停から「こま参道」を抜け、ケーブルカーを利用して大山阿夫利神社下社の境内へ。境内からの絶景を堪能しながらゆっくり参拝してパワーチャージした後は、境内グルメで更にエネルギーチャージ。その後はかわらけ投げの厄落としで人気の大山寺へ、ケーブルカーで移動するのもよし、新緑や紅葉の季節には「女坂」の“七不思議”を探しながら大山寺まで徒歩で移動(約20分)するのもおすすめ。女坂といっても急坂の階段が続くので、履きなれたスニーカーと、動きやすい服装がベスト。大山寺から大山ケーブル駅まで徒歩20分ほどで下ることができる。大山寺からケーブルカーを利用して下山する場合、登山者が下山してくる15時以降は混雑しやすいので、時間に余裕をもって行動したい。阿夫利神社下社だけの参拝なら食事やお茶の時間を含め約3時間ほど。山頂の本社まで足を延ばす場合は1日みておきたい。

ケーブルカーを降りて階段を上ると、標高約700mの大山阿夫利神社下社に到着。ポイントは、大鳥居をくぐってから振り返ること。相模平野から相模湾、江ノ島や三浦半島、晴天なら房総半島までが見渡せる絶景が広がり、思わず息をのむ。大鳥居横のベンチで、霊山を吹き抜ける爽やかな風と眺望を楽しもう。

1.大鳥居からのダイナミックな景色に感動! 2.長い階段を登って大鳥居へ 3.大鳥居横のベンチからの眺めは時間の経つのを忘れるほど

大山阿夫利神社下社の拝殿横、本殿に続く地下道(巡拝道)の奥にひっそりとあるのは、龍神様の口からあふれ出す大山名水「神泉」。山内に1カ所のみという貴重な水源から引水したもので、殖産・長命延寿のご利益があるとか。クセのない準硬水は飲用可能で持ち帰り自由。

1.地下に響く水音が神秘的なムードを醸し出す 2.オリジナルの神水ボトル200円

大山阿夫利神社下社から階段を下り、登山道を15分ほど歩いたところにある摂社「二重社(にじゅうしゃ)」。祈雨や止雨の神として信仰される高龗神(たかおかみのかみ)が祀られている。境内とはうってかわり静寂に包まれている。隣には、大山川の源流が流れ込む二重滝があり、修験者の大山詣での最後の禊の場としても使われていたとか。

1.御神木が立つ二重社。御朱印は大山阿夫利神社下社の授与所で 2.上下二段になっていることから名付けられたと伝わる二重滝には龍神伝説が残る

体力と気力に自信があれば本社を目指そう!

標高約1252m大山の山頂に立つ本社までは、登山道で片道約90~120分。下社の拝殿奥に登拝門(写真下)とよばれる登山道の入り口があり、入山修祓料の100円を納め、自身でお祓いをしてから山頂へ向かう。途中には樹齢500~600年の夫婦杉や富士山の眺望などが楽しめるポイントがあり、雄大な自然を楽しめると人気だが、本格的な登山道のため、山歩きの装備をして行こう。本社には売店とトイレがあるが、時期により閉じていることがあるので事前に確認を。

季節の御朱印
授与料500円

桜、新緑、紅葉、雪など、四季折々の大山の自然が和紙に描かれた季節限定の御朱印
【取扱場所】下社授与所など

健康守、交通安全守
授与料各800円

健康守は大山からの美しい眺望が描かれている。交通安全守は江戸時代に流行した「納め太刀」を担ぐ旅人がモチーフ
【取扱場所】下社授与所など

1.コーヒー680円、抹茶の升ティラミス880円。ほうじ茶味880円も人気 2.日差しが強い日は木の温もりが心地よい店内も◎

茶寮 石尊

さりょう せきそん

店名の由来は「石尊さま」と呼ばれた御神体の大きな自然石。大山阿夫利神社下社の大鳥居横にあり、テラスのカウンタ―席からは絶景が一望できる贅沢なロケーション。山内に湧く御神水で淹れるコーヒーと、縁起物の升に入ったまろやかな口どけの「升ティラミス」をいただき、体の中から運気アップ!

交通

大山ケーブルカー「阿夫利神社駅」下車後、徒歩約3分

住所

神奈川県伊勢原市大山12(大山阿夫利神社下社)

時間

9時50分頃~16時(LO15時30分)、休日~16時30分(LO16時)

休み

不定休

1.ラーメンの旗をヨコにかけたことから「ルーメソ」に。大山阿夫利神社参拝者にはもはやお馴染み 2.おでん1皿500円は一味で味わう 3.名物のだんご各500円。おすすめは秘伝の味噌ダレの白だんご

さくらや

大山阿夫利神社下社から階段を下ったところにある老舗茶屋で、4代目の女将さんが営む味のある佇まいが目印。長年継ぎ足してきた出汁が自慢のおでんに、大山の老舗「小出とうふ店」を使ったやっこに温やっこ、「ルーメソ」こと、ラーメンなどの名物が多く選ぶのに迷うほど。昭和の懐かしい雰囲気漂う店内や家族経営ならではの温かい雰囲気にホッとする。

交通

大山ケーブルカー「阿夫利神社駅」下車後、徒歩約2分

住所

神奈川県伊勢原市大山12

時間

9~16時、土・日曜8時30分~16時30分(早めに終了する場合あり)

休み

無休

1.アンティーク家具で統一された北欧風のインテリアが素敵 2.ホットドッグプレーン600円、サルサ&チーズ750円など

Kurumi Cafe

くるみ かふぇ

地元伊勢原の「やまと豚」を使った肉汁弾けるフランクフルトをサンドしたホットドッグが人気メニュー。4種類揃うホットドッグの他にも、ピザやカレー、ジェラートなどのメニューも揃う。大山の天然水仕立てのオーガニックコーヒー400円とともに頬張りたい。

交通

大山ケーブルカー「阿夫利神社駅」下車後、徒歩約2分

住所

神奈川県伊勢原市大山12

時間

9時~16時30分(LO~16時)

休み

不定休 ※土・日曜、祝日は荒天以外は営業

所要片道約6分。大山ケーブル駅~大山寺駅~阿夫利神社駅の3駅を結ぶ。最大傾斜は約25度。毎年1月には19時まで運行する夜景運転&沿線ライトアップが開催され、境内から眺める夜景の美しさは格別。大山ケーブル駅売店では、大山の形を模したオリジナルスイーツ「フォンダン・オ・ペカン」350円を販売。濃厚なチョコの風味がたまらない。

1.急斜面を一気に上がり迫力満点 2.大きな窓からの眺めも素晴らしい 3.伊勢原市にある人気パティスリー「パスティッチェリア・ラッテ」の小麦粉を使用しないスイーツ

大山ケーブルカー

おおやまけーぶるかー

交通

大山ケーブルバス停から「大山ケーブル駅」まで徒歩約15分

住所

神奈川県伊勢原市大山667

料金

大山ケーブル駅~阿夫利神社駅:大人片道640円、子ども320円 

時間

9時~16時30分、土・日曜、祝日~17時 ※通常20分間隔で運行

休み

無休 ※検査運休あり

大山ケーブルバス停から大山ケーブル駅まで、階段状に続く参道で、「こま参道」の名は、江戸時代から伊勢原市に伝わる郷土玩具「大山こま」に由来する。362段の階段沿いには、大山名産のきゃらぶきや「大山こま」などを扱うみやげ物店がずらりと並ぶ。名物の大山とうふが味わえる食堂や宿坊もあり、参拝と合わせて訪れるのもおすすめ。不定休の店が多いので事前に営業時間を確認しよう。

1.タイムトリップしたような昔懐かしい雰囲気 2.踊り場ごとあるというこまの絵のタイルを数えながら歩くのも楽しい

こま参道

こまさんどう

交通

神奈川中央交通バス大山ケーブルバス停から徒歩約3分

住所

神奈川県伊勢原市大山

時間

店舗により異なる

休み

店舗により異なる

天平勝宝7(755)年、奈良東大寺の別当を務めた高僧・良弁(ろうべん)の開基とされる“大山のお不動さん”。試したいのは「かわらけ投げ」1回(2枚)300円。土器を輪の中に投げ入れるもので、「投げて厄を落とし、砕いて厄を払い、通して願いが叶う」ご利益があるとか。

1.本堂は、1885年(明治18年)に信者の寄進により9年かけて再建されたもの 2.例年11月8日~12月8日の1カ月間、もみじ祭りが開催される。参道の階段が紅葉に包まれて絶好のフォトスポットとなる 3.鳥居の先が崖になっており、崖下にある直径約2.5mの福輪をくぐらせるように投げる 4.かわらけは直径約6cmほどの小さな素焼きのお皿

雨降山 大山寺

あぶりさん おおやまでら

交通

大山ケーブルカーで「大山寺駅」下車後、徒歩約3分

住所

伊勢原市大山724

料金

境内自由

時間

境内自由

休み

境内自由

大山阿夫利神社下社から大山寺、こま参道までを結ぶ女坂には「女坂の7不思議」という7つの名所が点在する。下社に近い「潮音洞」(写真上)は岩盤の穴から遠く潮騒の音が聞こえるとか。しばし耳を澄ませてみよう。また、大山寺近くにある「爪切地蔵」(写真下)はかつて寺の住職を務めた弘法大師が道具を使わずに爪で彫り、一晩で仕上げたと伝えられる。

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文:後藤あや子/写真:村岡栄治 ●掲載のデータは2026年3月現在のものです。料金、営業時間、定休日、メニュー等の営業内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。 ●掲載の料金は、原則として取材時点で確認した消費税込みの料金です。また、入園料などは、特記のないものは大人料金です。 ●定休日は原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。 ●掲載の利用時間は、原則として開店(館)~閉店(館)です。ラストオーダーや入店(館)時間は、通常閉店(館)時刻の30分~1時間前ですのでご注意ください。ラストオーダーはLOと表記しています。 ●掲載の温泉の泉質・効能等は、各施設からの回答をもとに原稿を作成しています。 ●掲載の宿泊料金は、原則として、シングル・ツインは1室あたりの室料です。1泊2食、1泊朝食、素泊に関しては、1室2名で宿泊した場合の1名料金です。料金は取材時点での消費税およびサービス料込みの価格で掲載しています。入湯税、宿泊税等が課税される地域における諸税は含まれておりません。季節や人数によって変動しますので、お気をつけください。


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るるぶ+

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