
自然豊かな原風景が広がる『夏目友人帳』縁(ゆかり)の地・熊本。季節ごとに異なる彩りは、その時々の顔を見せてくれる。アニメからも感じられる、四季折々の美しい風景を観に行こう。

早春の梅、一面をピンク色に染める桜やレンゲなど、春の訪れを告げる花が物語に彩りを添える。南九州でしか見られない貴重な野バラも要チェック。
桜が咲き誇る、熊本屈指の桜の名所
いちふさだむ
ダム湖の周囲に約1万本の桜がピンクの帯をつくる。例年3月に行われる桜まつりの期間中はライトアップも。
桜色の街を見渡す絶景スポット
ひとよしじょうあと
人吉を代表する桜の名所。3月下旬には約230本のソメイヨシノが見頃を迎え、ピンク色に色づいた人吉市街地を一望できる。

石垣と桜のコントラストも見事
丘に咲く4600本の梅ほのかに漂う甘い香り
ひとよしばいえん
大畑駅近くの丘陵に広がる梅園。約4600本の梅が2月下旬頃に白やピンクの花を咲かせ、一帯は甘い香りが漂う。
絶滅が危惧されている貴重な野バラ
にしきまちきのえちく
九州を意味する筑紫とイバラを合わせた名のつく「ツクシイバラ」。錦町の町花となっている。
あたり一面に広がるピンクのじゅうたん
あそ
5月上旬〜中旬は仙酔峡や阿蘇山上の草千里一帯、6月上旬〜中旬は高岳と、阿蘇ではミヤマキリシマが次々と見頃を迎える。

散策道を歩いて花を近くで愛でよう

初夏の風物詩、夜空に舞う蛍や、涼しげな色合いのアジサイ、ハナショウブなど、夏を感じさせる情景を探してみよう。
夕暮れ時から現れる蛍たち
いだがわ・としのかみかわ
いだ川と年の神川をつなぐ、約1㎞にわたって流れる水路に蛍が舞う。見頃は5月下旬〜6月頃。
1万株のハナショウブアジサイと競演も
てんしのみずこうえん
5月下旬~6月中旬に約1万株のハナショウブが咲く。園名は景行天皇が湧き水を飲んだという故事にちなむ。

品種は10種以上。アジサイも同じ頃に咲く

赤、黄、橙に色づく紅葉、河原で咲き乱れるコスモスのピンク色など、秋は多くの色が織りなす季節。ニャンコ先生の盃も進む!? 色鮮やかな世界に出かけよう。
葉が色づき峡谷を染める錦秋の風景
ごかのしょう
山深く周囲を峡谷に囲まれた秘境。11月初旬~中旬には一面が赤、黄、橙に染まり、紅葉のパノラマが広がる。

五家荘平家の里の資料館裏の山々も赤く染まる
人吉ICから62㎞
八代市泉町樅木160-1(平家の里)
平家の里は410円
平家の里は9時~17時30分(12~3月は~17時)
火曜
平家の里50台、樅木の吊橋30台ほか
黄金に色づいた圧巻の大木
みやぞののおおいちょう
樹齢500年以上、樹高45m、根回り14mの大イチョウ。11月には眩しいほどの黄金色に色づく。

木々まで白く凍り付く銀世界や、一面の朝霧など、冬の冷たく澄んだ空気が、神秘的な景色を見せてくれる。
冬の空と銀世界のコントラスト
くさせんりがはま
阿蘇の草千里ヶ浜では、天候により例年1~2月頃、濃霧が木の枝に凍り付いてできる、花のような樹氷が見られる。

杵島岳登山道から見た冬の草千里ヶ浜と烏帽子岳
人吉の街並みを覆う幻想的な朝霧
べにとりやまてんぼうじょ
眼下に広がる人吉盆地を見渡すことができるスポット。冬は霧が広がる幻想的な景色を見ることができる。