
古くから海外交易の拠点であった長崎県。鎖国下には唯一海外との窓口があったことから、長崎タウンには異国情緒が漂い、独特の和華蘭文化が根付いている。歴史を物語る世界遺産や島々が織りなす絶景も必見だ。
港町で感じる、異国の薫りと平和への願い
ながさきたうん
幕末の開国後に造られた南山手・東山手は、洋風住宅や世界文化遺産の大浦天主堂などエキゾチックな風景が魅力。ほかにも夜景観賞や中華街での食べ歩き、平和公園散策など、テーマごとに街歩きが楽しめる。

︎©2025 長崎の教会群情報センター
●おおうらてんしゅどう
開国後、在留外国人のために建設された。歴史的な「信徒発見」の舞台でもある。

●ぐらばーえん
スコットランドの貿易商人グラバーの邸宅や、移築された洋館が残されている。

●ながさきしんちちゅうかがい
横浜中華街、神戸・南京町中華街に並ぶ、日本三大中華街。多くの中国料理店が軒を連ねる

●ちゃんぽん/さらうどん
独特の麺とたっぷりの具材が特徴の長崎の定番グルメ。

知名度No.1の長崎みやげ。老舗の名店が多い。
グルメもアメリカンな港町
させぼ・くじゅうくしま
米海軍基地があり、タウンもグルメもアメリカンな雰囲気の佐世保。佐世保バーガーが名物。208もの島々が点在する九十九島は観光遊覧船クルーズが人気。

●てんかいほう
九十九島の絶景を眺めるならココ。

●させぼごばんがい
ファッション、雑貨、グルメなど、80を超えるショップがずらり。

●くじゅうくしまかき
豊富な栄養で育った大きなカキがこの地の名物。

ヨーロッパを思わせる美しい街並みが広がる一大アミューズメントパーク。チューリップ、バラなど季節の花々や夜のイルミネーション、話題のデジタルアトラクションまで楽しみがいっぱい!フラワーロードに咲く花々と風車がオランダを思わせる(写真)。
和洋折衷の城下町さんぽ
ひらど
日本初の洋風建築の平戸オランダ商館、平戸城や寺院、教会など、和と洋の建造物が混在している平戸。ポルトガルをルーツにもつ南蛮菓子や平戸和牛などのグルメも外せない。

●じょうかまちのまちなみ
平戸ザビエル記念教会へと続く石畳の坂道を歩いていくと城下町が見えてくる。

●ひらどざびえるきねんきょうかい
昭和初期に建立された、平戸を代表するゴシック様式の教会堂。

●ひらどひらめ
1月〜4月上旬が旬。高級食材でもある平戸の名物。
かわいい器が人気
はさみ
陶郷・中尾山は400年も前から器の生産地として栄えてきた。今のライフスタイルに合った新しいデザインの器が魅力。春と秋には全国的に有名な陶器市も行われる。

●なかおさん
多くの窯元が集まり、世界最大級の登窯跡も残っている。

●はさみやき
普段使いのデザインも多い。
豊かな自然と地獄地帯が見どころ
うんぜんおんせん
島原半島の中央にある雲仙は、白い蒸気と硫黄の匂いが立ちこめる雲仙地獄が有名。

●うんぜんじごく
雲仙の観光の中心。遊歩道は30分ほどで歩くことができる。
高温で湯量が豊富な夕日の美しい温泉
おばまおんせん
雲仙の西にある小浜温泉は1日1万5000tの湯が湧く海沿いの温泉地だ。

●ぜっけいろてん
小浜温泉では橘湾に沈む夕日を眺めながら湯浴みできる場所も。
城下町の街並みが広がる水の都
しまばら
雲仙の東には湧水の城下町・島原がある。街中の水路では錦鯉が泳ぐ姿を眺められる。

●しまばらじょう
安土桃山様式の壮麗な姿を伝える。現在建物内部では郷土史料を展示。
世界遺産と自然美を堪能
ごとうれっとう
本土から100㎞ほど。江戸時代に多くの潜伏キリシタンが移住し、その歴史を物語る教会が点在する。海と山の美しい自然景観に溶け込んだ4つの教会は世界遺産でもある。

●きゅうごりんきょうかいどう
潜伏キリシタンの歴史を伝えるかつての木造教会。外観は和風建築。

平成30年(2018)7月に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、教会堂や集落など12の資産によって構成されている。また、平成27年(2015)に登録された「明治日本の産業革命遺産」の軍艦島や旧グラバー住宅も見逃せない。
●大浦天主堂 ●旧グラバー住宅 ●軍艦島 ●外海 ●黒島 ●平戸 ●原城跡 ●五島列島