
大晦日の夜に、男鹿地方の家々に現れるなまはげは、ユネスコ無形文化遺産に登録された神の使い。「泣ぐ子はいねが~!」と恐ろしい雄叫びを上げるが、実は悪事を戒め、災いを払う、山神の使者なのだ。一年中なまはげ体験ができる施設での緊迫の模様をご紹介!
ここで見られます
おがしんざんでんしょうかん
大晦日の夜に、男鹿地方の家々に現れるなまはげは、ユネスコ無形文化遺産に登録された神の使い。「泣ぐ子はいねが~!」と恐ろしい雄叫びを上げるが、実は悪事を戒め、災いを払う、山神の使者なのだ。一年中なまはげ体験ができる施設での緊迫の模様をご紹介!

JR男鹿駅からなまはげシャトルで20分
男鹿市北浦真山水喰沢
入館770円(なまはげ館と共通1100円)
9~17時(12~3月9時30分~16時)
無休
250台
A



舞台は男鹿地方で見られる茅葺き屋根の曲り家、外は深々と雪が降り積もる大晦日という設定。囲炉裏を配した昔ながらの座敷に上がり、なまはげを待つ。

靴を脱いで座敷に上がると囲炉裏に火が焚かれている

(写真左)壁に掛かるなまはげの面にぎょっとする(写真右)年代を感じさせる振り子時計

まずは案内人が現れ伝統行事のなまはげについて説明する。静けさに包まれ緊張感も急上昇。


和服の家長が姿を見せ、次になまはげを招き入れる先立が登場。しばし男鹿訛りでほのぼのとした雰囲気となるが…。


まずは家長が見物客へ挨拶。その後先立を迎え、挨拶が交わされる

裏の扉が揺れ、雄叫びが上がると、ほどなく正面の扉が激しく開き、なまはげが登場!子どもはもちろん大人からも驚きの声が上がる!

地鳴りのようななまはげの声に思わず怖くて震え上がってしまう…

急に近づいてきて見上げるとこの迫力!なまはげは、まず家に上がり7回、お膳に座る前に5回、立ち上がる際に3回のシコを踏む。七五三のめでたい数字にちなんだ独自のしきたりで、病気やけがをしないよう祈願している

ひと暴れしたら、家長にすすめられ酒を酌み交わす。今年の作柄や家族のことなどをなまはげさんに報告し、ほのぼのとした雰囲気に。


こちらはなまはげさんに振る舞われたメニュー

「とごろで話は変わるけど…」と、いよいよ「なまはげ台帳」が読み上げられる。怠け者を戒めるなまはげと、家族をかばう家長とのユーモアを交えた会話が始まる。


住人が怠けていたことなどがすべて記されているなまはげ台帳。なまはげさんにしかわからない達筆な台帳に感心

主人の話を聞き、怠け者を戒めるためになまはげが、部屋を踏み鳴らし観客も巻き込んで大暴れ!なまはげ体験のなかでも最大の見せ場で思わぬ扉から登場することも。

なまはげの予期せぬ動きにハラハラ。女性と子どもは標的にされやすいので、ひたすら泣かないようにじっと耐えよう!

扉を激しく開けて大きな音をたてるのも邪気を払うためだという

なまはげのケラミノから落ちたワラは、神聖なものとされ、無病息災の護符とされた。落ちているワラは拾って帰ろう

「なまはげさん、来年来るまで悪いどごはちゃんと直しておぎますので今回はなんとがこの餅っこでご免してくなんしぇ」となまはげに渡すと来年の再訪を誓い山へ戻る。
