南北に長く延びる伊豆諸島の有人島は9つ。大島から神津島までが北部、三宅島から青ヶ島までが南部に大別される。それぞれアクセスも異なるので要チェック!
東京竹芝客船ターミナルを拠点に、大島から八丈島までを結ぶ旅客航路は、大きく分けて東京-大島-神津島航路と東京-三宅島-八丈島航路の2つがある。いずれも大型客船が就航し、東京-大島-神津島航路には高速船も運航している。
【大型客船】新しい船で快適な旅を
さるびあまる
主に東京-大島-神津島航路に就航している大型客船。船のカラーリングは美術家の野老朝雄(ところ あさお)氏が手がけた。
【高速船】揺れないジェット船
せぶんあいらんど
東京-大島-神津島航路に就航。大島まで最短1時間45分。写真「結」は野老朝雄氏がカラーリングを担当した。
【大型客船】南部の島々はこちら
たちばなまる
東京と三宅島・御蔵島・八丈島を結ぶ。画家の柳原良平氏が船体のカラーリングを手がけた。
伊豆諸島と小笠原諸島へ行く船・飛行機・ヘリコプターの検索には、時刻や運航状況などの情報をまとめて提供するサイト「東京宝島うみそら便 」が便利。https://www.islandaccess.metro.tokyo.lg.jp/
三原山から裾に広がる裏砂漠。ガイド付きツアーに参加すれば、より楽しく島について知ることができる
利島と並ぶ椿油の生産地。おみやげはもちろん、椿油搾り体験のできる施設も人気
伊豆諸島で親しまれている明日葉。あしたば茶など加工品にも用いられる
おおしま
御神火(ごじんか)と崇められる三原山を抱く、伊豆諸島最大の島。その特異な自然から平成22年(2010)に日本ジオパークに認定。火山を体感できる希少な風景を求めて、海外からの観光客も多い。
【東京から】約120km/高速船で1時間45分、大型客船で8時間ほか
としま
式根島の次に面積が小さい。全島の8割を椿が覆い、椿油生産量は日本有数。
【東京から】 約140km/高速船で2時間24分ほか
サーフィンの国際大会が開催されたこともある羽伏浦海岸
にいじま
南北に細長く延びる島で、ひと昔前からサーフィンなどのマリンスポーツが盛ん。毎年多くの大会が開催されている。
【東京から】 約150km/高速船で2時間50分ほか
式根島でも特に美しい景色が広がる泊海水浴場
しきねじま
リアス海岸に美しい入り江が点在する。釣りと海水浴のほか、ハイキングや秘湯巡りが人気。
【東京から】 約160km/高速船で3時間10分ほか
赤崎遊歩道には全長約500mの遊歩道が整備
こうづしま
伊豆諸島の島々の水分けを話し合うために、この地に神々が集まったという伝説が残る。
【東京から】約170km/高速船で3時間40分ほか
赤茶色の断崖が海に向かって切り立つ新鼻新山
みやけじま
伊豆諸島のほぼ中央に位置する円形の島。平成12年(2000)の噴火を経てドルフィンスイムやバードウォッチングが盛んに。
【東京から】 約180km/大型客船で6時間30分ほか
みくらしま
原生林が残された野性味あふれる島。周囲の海にはイルカが生息する。
【東京から】 約200km/大型客船で7時間30分
登龍峠では、八丈富士の向こうに八丈小島を望む絶景が広がる
水揚げされたばかりの地魚で握る島寿司が名物。とうがらし醤油漬けが食欲をそそる
島内随一の景勝地
はちじょうじま
三原山と八丈富士が接合したひょうたん型の八丈大島と、約7.5km西に浮かぶ八丈小島からなる。黒潮の影響により通年春のような気候。国内有数のダイビングスポットとしても名高い。
【東京から】 約290km/大型客船で10時間25分、飛行機で55分
あおがしま
八丈島からも約70km離れた絶海の孤島。地面から噴き出す蒸気が特徴。
【東京から】 約360km/大型客船で10時間25分+3時間