磐梯高原には、磐梯吾妻レークライン、磐梯山ゴールドライン、そして磐梯吾妻スカイラインの3つの爽快な通行無料の観光道路が通っている。そのなかで、磐梯吾妻スカイラインは、最も高所に位置する。福島市内と土湯峠を結ぶ絶景ロードであり、変化に富んだ非日常の風景が特徴。東北屈指の紅葉の名所でもある。
橋の手前には展望台も設置
ふどうさわばし
井上靖が「つばくろ谷」と名付けた渓谷に架かる大橋。全長約170mの橋の手前の展望台からは福島市街一帯を見渡すことができる。
25台
橋としては国内最高所から、山腹に艶姿を競うカエデやドウダンツツジを眺められる。
紅葉シーズンは赤いアーチ橋が周囲と融合
秋にはモミジやナナカマドが次々と色づく
てんぐのにわ
美しい眺めゆえに天狗がこの地で羽を休めたという言い伝えが古くからある。特に吾妻連峰が色づく紅葉のパノラマビューが見事。
なし
9月下旬~10月上旬は紅葉見物の人々で混雑する。駐車場がないので広めの路肩を探そう。
活発な火山活動の跡をうかがわせる奇観
しもふり
“日本のアルビオン”とよぶにふさわしい、花崗岩が露出した岩壁の道。白く輝く美しい結晶を霜に見立てて命名された。
なし
吾妻小富士に向かう涅槃坂は植生もみどころ
じょうどだいら
吾妻山から流れ出た溶岩が冷えてできた荒地と湿地帯。草木の少ない荒々しい山は異国情緒すら漂う。今もなお随所に噴気も上がっている。
浄土平ビジターセンター駐車場利用300台
10月上旬に見頃を迎える。周辺の尾根と湿地帯ではミネザクラやナナカマドが鮮やか。
荒地の周りが点々と緋色に彩られる
傾斜と急カーブが続くので安全運転を
そうりゅうのつじ
ここから見える磐梯山と安達太良山、それぞれの名峰を竜の背になぞらえ名付けられた峠の辻道。標高1546m地点を通る。
3台
少し下りると幕滝が望める
てんぷうきょう
尾根沿いにブナの森がひだをなして重なり、初夏の新緑はひときわまばゆい。岩壁を流れ落ちる幕滝もここから見られる。
3台
10月中旬にはブナの森が紅葉に変わり、燃え立つかのように赤く染まる。
羊雲も浮かぶ秋の高空と紅葉との対照は見事
会津盆地まで望める展望地点
くにみだい
井上靖が選ぶ「吾妻八景」にも数えられる眺め。手前の連峰越しに、磐梯山の姿が頂上まで鮮やかに現れる。稜線に落ちゆく夕日も美しい。
30台
広い駐車場があり散策の拠点に便利
【情報収集】浄土平の情報が集まる拠点
じょうどだいらびじたーせんたー
浄土平の自然や歴史を学べる展示室があるほか、周辺情報を教えてくれるスタッフもいる。
木目調を基本とした1階休憩スペース
標高1600mの地点に立つ
【食べる&買う】天空のレストランでひと休み
じょうどだいられすとはうす
1階は休憩施設と軽食コーナー。吾妻小富士や浄土平湿原が見渡せる景色でのんびりひと休みできる。
緑に囲まれのんびりできるカフェ
たっぷりの旬の野菜が食べられる野菜のランチプレート
【カフェ】山の中にたたずむ古民家カフェ
そらかふぇ
築約100年の古民家を改装したカフェ。野菜のランチプレート1200円やスイーツが評判。メニューは季節ごとに替わる。