ガス灯が立ち並ぶ小樽運河沿いをはじめ、今もなお往時を偲ばせるレトロスポットがたくさん残る小樽。ノスタルジックムード漂う小樽観光の王道スポットを1日で巡る、おさんぽルートをご紹介!
おたるうんが
大正12年(1923)に完成した全長1140mの運河で、小樽観光の超定番スポット。周辺には大正~昭和初期に建てられた石造り倉庫が立ち並び、レトロ情緒が漂う。運河沿いには石畳の散策路があり、のんびり散歩するだけでも楽しい。
おたるうんがくるーず
中央橋にある乗り場から出発し、小樽港や北運河をぐるっと周遊するクルーズ船。かつて小船が行き交っていた運河の水上から眺める景色は、陸からとはまた違う風情がある。
小樽市港町5-4(中央橋)
JR小樽駅から徒歩10分
10~20時(季節により異なる。詳細は要確認。出航15分前までに集合)
無休
なし
【運航日】通年 【所要時間】約40分 【料金】デイクルーズ1800円、ナイトクルーズ2000円 【予約】事前予約推奨(チケット購入時に空きがあれば予約なしでも乗船可能)
おたるげいじゅつむら
小樽が栄華を誇った20世紀前半に建てられた歴史的建造物に、建築当時を彩った国内外の美術品・工芸品などを展示。ステンドグラスや絵画、彫刻など多彩なアートにふれられる。
小樽市色内1-3-1(似鳥美術館)
JR小樽駅から徒歩10分
入館料2900円(4館共通)
9時30分~17時(11~4月は10~16時、最終入館各30分前)
第4水曜(11~4月は水曜、祝日の場合は翌日)
提携駐車場利用(優待あり)
すてんどぐらすびじゅつかん
19世紀末~20世紀初頭にイギリスで制作され、実際に教会に飾られていたステンドグラス約100点を展示。
せいようびじゅつかん
運河のほとりに立つ木骨石造倉庫を改装した空間に、ガラス工芸品などの西洋美術品が並ぶ。
きゅうみついぎんこうおたるしてん
昭和2年(1927)築。平成14年(2002)まで実際に使われていた建物内を隅々まで鑑賞できる。
にとりびじゅつかん
ルイス・C・ティファニーのステンドグラスや、日本画、洋画、木彫などを展示。
にっぽんぎんこうきゅうおたるしてん きんゆうしりょうかん
日本銀行の歴史や金融の仕組みを、分かりやすく紹介する資料館。建物は東京駅などを手掛けた建築家・辰野金吾が設計し、明治45年(1912)に完成した。第二次世界大戦後に発行された紙幣の実物など興味深い展示が揃う。
小樽市色内1-11-16
JR小樽駅から徒歩10分
入館無料
9時30分~17時(最終入館は~16時30分、12~3月は10時~)
水曜(休日の場合は開館、ほか臨時休館あり)
なし
てみやせんあとち
明治13年(1880)に開通し、昭和60年(1985)に廃線となった旧国鉄手宮線の跡地。現在は全長1600mほどの散策路として整備され、線路の上を自由に歩ける。
さかいまちどおり
小樽みやげを探す観光客で賑わうショッピングストリート。約800mの通りに、小樽ガラスやオルゴールの人気店、ルタオ各店舗など小樽発の名店が立ち並ぶ。
おたるさんかくいちば
昭和23年(1948)頃、数軒の露天商が店を構えたのが始まり。とれたて魚介や珍味を扱う鮮魚店のほか、鮮度自慢の海鮮丼が味わえる食堂など15軒が並ぶ。小樽らしい海鮮みやげを手に入れよう。
じぇいあーるおたるえき
開業は明治36年(1903)。現在の建物は昭和9年(1934)建築で、平成24年(2012)に「ノスタルジック・モダン」をコンセプトにリニューアル。道内最古の鉄骨鉄筋コンクリート駅舎として知られる。