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【鹿児島・霧島神宮】見どころ・ご利益・御朱印・お守り・歴史など知っておきたい情報をご紹介

“神々のふるさと”とよばれる霧島を象徴する霧島神宮は、ココに来たらまず訪れたいスポット。神聖な雰囲気のなか、大きなパワーをいただこう。

霧島「のったりおりたりマイプラン」バス1日乗車券

きりしま「のったりおりたりまいぷらん」ばすいちにちじょうしゃけん

霧島神宮、霧島温泉郷、妙見温泉などを走る路線バスを自由に乗り降りしながら、観光が楽しめる。1日乗車券1100円。

TEL0995-45-6733

(鹿児島交通国分営業所)

①秋は紅葉が見事な三の鳥居付近

②慶応2年(1866)には坂本龍馬・お龍夫妻も新婚旅行で訪れた。境内には記念パネルも

③御朱印帳には社殿が描かれている

霧島神宮

きりしまじんぐう

天孫降臨神話の主役・ニニギノミコトを主祭神として、6世紀に創建された格式ある神社。木々に囲まれた境内は神聖な空気に満ち、参道先には第21代当主・島津吉貴の寄進によって300年以上前に建立された、朱色の社殿が立つ。社殿は国宝に指定されている。

交通

バス停霧島神宮から徒歩5分

住所

霧島市霧島田口2608-5

料金

参拝自由

時間

参拝自由

休み

参拝自由

駐車場

600台

霧島神宮の基礎知識

天孫降臨の神・ニニギノミコト

『古事記』や『日本書紀』によると、霧島の高千穂峰(諸説あり)に天上界から初めて地上に神が降り立ったとされる。そのときの神が霧島神宮の主祭神・ニニギノミコトだ。

ゆかりのお菓子・鉾餅(ほこもち)

ニニギノミコトが、天上から高千穂峰に突き立てたとされる「天の逆鉾」に由来した、霧島神宮御神饌の鉾をかたどったお菓子。境内の売店でしか手に入らない。10個入り755円。

かつては違う場所にあった!

文暦元年(1234)までは現在の高千穂峰への南側登山道入口にあった。その場所は「霧島神宮古宮址」として、現在も石段と鳥居、石の斎場が残っている。

境内にある「霧島七不思議」とは?

霧島で古くから言い伝えられる不思議な現象が「霧島七不思議」とよばれ、そのうち4つのスポットが霧島神宮の境内にある。

多岐にわたるご利益がある神宮は、展望所などのみどころ満載。まずこの2カ所を押さえてから巡ろう。

神楽殿

かぐらでん

霧島神宮御鎮座1460年を記念して建立された。家内安全や交通安全などの祈願奉仕が行われる。

祈願受付所は神が宿る場所

本殿

ほんでん

現在の社殿は300年以上前に重建されたもの。全体的に絢爛な朱塗りで随所に極彩色の彫刻や絵画が施されている。

手前から勅使殿・拝殿・幣殿・本殿が一列に並び、傾斜を使って奥行きがある建築外観

亀石坂

かめいしざか

旧参道のこの坂は、石組みの階段から始まり、道中には巨木がそびえる神秘的な雰囲気。西郷隆盛や坂本龍馬・お龍もこの参道を通って参拝した。

さざれ石

さざれいし

国歌『君が代』は鹿児島発祥との説があり、この石は岐阜県の山中で発見、寄贈されたもの。歌詞のように、小石が溶けた石灰石によって集結し、長い年月をかけて大きな巌となったものだ。

手水舎の水口

てみずしゃのみずぐち

鹿児島市内を流れる甲突川に五代石橋(現在は石橋記念公園に移設)を造った名石工・岩永三五郎の作。手を洗い、口をすすぐと身も心も浄化された気分に。

オガタマの木

おがたまのき

『古事記』や『日本書紀』の神話によると、アマテラスオオミカミが天岩戸にこもった際、アメノウズメがこの木の枝を持って舞を披露したのだそう。社務所近くにあり、芸能への御利益があるとされる。

御神木(霧島メアサ)

ごしんぼく(きりしまめあさ)

社殿前庭の右隅にある高さ38mの巨大な杉。樹齢は約800年で、南九州の杉の祖ともいわれている。そのたたずまいからも力強い生命力が感じられる。

高さ8mほどの場所に「烏帽子を冠り、手を合わせた神様の姿」が見える。目を凝らして見つけてみよう

参拝者休憩所・売店

さんぱいしゃきゅうけいしょ・ばいてん

名物の鉾餅を購入できるほか、オリジナルグッズも販売している。

時間

8時30分〜16時30分

休み

無休

霧島の七不思議

霧島を中心にこの地域で不思議な現象が起こるといわれ、地元では霧島の七不思議とよばれている。

風穴

かざあな

いつも弱い風が吹き出ている岩穴ということから、霧島の七不思議の一つとされた。しかし現在は風は吹き出ていない。

亀石

かめいし

旧参道の中腹にある、その名のとおりカメそっくりの自然石。神様との約束を破ったカメが石にされたと言い伝えられている。

御手洗川

みたらしがわ

11〜4月は水がないが、5月ごろから大量の水が湧き、魚が泳ぎだす不思議な川。清明な水は、天孫降臨の際、ニニギノミコトが持ってきた高天原の真名井の水が混じっていると伝えられている。

勅使殿の装飾

ちょくしでんのそうしょく

植物の顔料、貝殻、ニカワで極彩色に着色された、伝説の生き物・獏と獅子が施され、大陸からの影響を強く受けていることがわかる。霧島神宮が現在の地に遷座された際、深夜に社殿の奥で神楽が高く鳴り響いたという霧島の七不思議の一つが語り継がれている。

ご利益GET!

恋みくじ 各200円

女の子と男の子の人形が付いたかわいいおみくじが人気

九面守り 1体1000円

宝物の九面(くめん)をモチーフにしたお守り。工面(懐具合)との語呂合わせで、金運アップにご利益あり!?

国宝指定記念版画朱印500円

国宝指定を記念して、版画の御朱印を領布

きりしま花まもり1体1000円

カラフルな色と小花のあしらいが目を引く。あらゆる願いが叶うといわれる万能なお守り

観光情報、おみやげならココ

霧島市観光案内所

きりしましかんこうあんないじょ

霧島の観光情報を取り揃えるほか、農産物やみやげによさそうな加工品も販売。レンタサイクル(下記)や手荷物預かり(有料、当日の9時〜16時30分まで)が利用可能。無料の足湯「あし湯霧島」(写真)も人気。

あし湯霧島
時間

9~17時

休み

無休

参拝をもっと楽しく!

レンタサイクルで霧島巡り

霧島市観光案内所と西郷公園(2025年3月中旬まで休園)内にある観光案内所では、レンタサイクルを設置。クロスバイクから電動アシスト付きe-Bikeまで揃えており、霧島の自然や街並みを楽しむことができる。1泊2日での利用も可能。

TEL0995-57-1588

(霧島市観光案内所)、0995-73-3828(西郷公園観光案内所)

料金

4時間1000円〜(貸出時間、自転車の種類により異なる)

時間

霧島市観光案内所、西郷公園観光案内所9〜17時

このエリアの宿泊予約はこちらから!(るるぶトラベルサイトへ)

このエリアの前売り電子チケットはこちらから!(JTBのサイトへ)

●このページは『るるぶ鹿児島’25』のコンテンツを元に作成しています。 ●掲載のデータは2024年9月末日取材時点のものです。料金、営業時間、定休日、メニュー等の営業内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。 ●掲載の料金は、原則として取材時点で確認した消費税込みの料金です。また、入園料などは、特記のないものは大人料金です。 ●定休日は原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。 ●掲載の利用時間は、原則として開店(館)~閉店(館)です。ラストオーダーや入店(館)時間は、通常閉店(館)時刻の30分~1時間前ですのでご注意ください。ラストオーダーはLOと表記しています。 ●掲載の温泉の泉質・効能等は、各施設からの回答をもとに原稿を作成しています。 ●掲載の宿泊料金は、原則として、シングル・ツインは1室あたりの室料です。1泊2食、1泊朝食、素泊に関しては、1室2名で宿泊した場合の1名料金です。料金は取材時点での消費税率をもとに、諸税、サービス料込みで掲載しています。季節や人数によって変動しますので、お気をつけください。


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