地場の旬の食材を食べ、体調に合わせたスパイスを巧みに用い、身体を温める食材と冷やす食材を使い分ける……。インドの伝統医学に基づいた知恵が、食文化にも垣間見られる。単なるカレーだけじゃない、奥深いインドの美食を堪能しよう。
北インドのベジタリアンのターリー。タンドーリー料理は入れず、ヨーグルトなどでたんぱく質を補う
全粒小麦粉を水でこね、薄く伸ばしてフライパンで焼いたロティ(パン)
トウモロコシの粉を練り、油を使わずに焼いたロティ。特に冬に多く食べられる
全粒小麦粉を水でこね、丸めて伸ばし油で揚げたパン。中が空洞になっている
スパイスの効いた鶏肉とナッツ類が入ったご飯。インディカ米を使用する
1.デザート 男性も大好きなデザートは必ず入る
2.ダール 黒豆や黄豆などを使う定番の豆スープ
3.旬の野菜のカレー オクラやキャベツなど、野菜は何でもカレーの具材に
4.店定番のカレー バター・チキン、ホウレン草カレーなどが定番(写真は2種)
5.タンドーリーチキン ノンベジのターリーにはタンドーリー料理がよく付く
6.サラダ 生野菜なのでお腹が心配な人は避けよう
7.ライス 北ではナンなどが定番だが、ご飯が付くことも
8.パコラ 野菜を使用したインド版天ぷら。写真はジャガイモの天ぷら
9.ナン タンドールで焼き上げるナンはどこも店の手作り
10.パーパル 豆をペースト状にして乾燥・焼いたもの。パリパリ食感が◎
1.豆と野菜のカレー ココナッツミルクが入り、まろやかな味付け野菜のカレー
2.野菜のカレー ホウレン草、オクラなどが定番(写真は2種)
3.ダール 豆のスープ。ツール豆やムング豆がよく使われる
4.デザート ミルク団子やミルク粥などが定番(写真は2種)
5.ヨーグルト ちょっと固めでアイスクリームのような食感
6.店定番のスープカレー タマリンドが入った酸味のあるものと辛い味付けの2種類が主流
トマトやバター、生クリームにカシューナッツが入ったまろやかなカレーに、タンドーリーチキンが入る定番料理。甘辛くまろやかな味
タンパク源に肉ではなく玉子を使ったシンプルなノンベジ・カレー。茹でた玉子が丸ごとごろりと入っているのが特徴
ホウレン草とカッテージチーズ(パニール)入りの定番ベジ・カレー。辛くないものもあるので日本人の口に合いやすい
野菜の団子がごろごろ入ったカレー。コフタとは団子のことを意味する。ノンベジのメニューでは肉団子になる
ラム肉を長時間じっくりとスパイスに漬け込んで調理するラジャスタン名物の辛いカレー
ジャガイモとタマネギが入ったシンプルな野菜カレー。ラジャスタン料理の定番メニュー
北~西インドでよく食べられる、チーズ入りのヨーグルトカレー。ほんのり甘いので辛いのが苦手な人に◎
インドではオクラをよく食べるので、炒め物やカレーも定番。スパイシーな味付けのものもある
ヨーグルトや香辛料に漬け込んだ骨つきチキンをタンドールという土鍋でじっくり焼いた、北インドの名物料理
マリネしたミンチや野菜を串に刺してタンドールで焼いたもの。インドでは羊肉を使うのが一般的
羊肉のミンチに豆や野菜を練り込み、油で揚げたインド版コロッケ。特製のタレを付ける
ムンバイなど西インドでよく食べられるマナガツオ。写真は蒸し焼にしたもので、少し辛め
小麦粉を薄く伸ばして焼いた生地に、ターメリックとつぶしたジャガイモを入れた料理。スパイシーなタレが付くことも
つぶしたジャガイモにグリーンピースなどの具とマサラを混ぜ、小麦粉の皮に包んで揚げた定番スナック
プーリーの中央にジャガイモや豆を入れ、甘いソースと、チリとライムのさっぱりしたソースをかける
米粉で作ったお好み焼のようなもので、南インドの定番スナック。写真はトマト、タマネギ入り
ムンバイで見つけたスナックの屋台
焼きトウモロコシなどの軽食を売る屋台や、チャイ、ライム・ソーダ、ラッシーなど飲み物を売る屋台がある(季節や地域によって異なる)。
生水や氷を使う飲み物や、火が通っていない食べ物は避けたい。また、油が悪かったり、器が清潔でなかったりする場合もあるので注意を。
クレジットカードは使用できない。また高額紙幣で支払うと「おつりがない」と言われることもあるので小銭を用意しよう。